出産編〜うんちよりもわが子〜
無事に分娩台にたどり着いたのは、子宮口が7cmのときでした。
待ち受けていたのは、助産師さんの股関節グリグリ攻撃です。うんちが何度も出そうになりました。しかしよく見ると助産師さんが肛門を押さえていました。それを見て、「うんちを出しても良いと言っていたのに、出してはいけないの?」と自問自答しました。あとから聞くと助産師さんは脱肛を防ぐために押さえてくれていたようです。
結局私のうんちはというと、気づかないうちに何度も何度も出ていて、助産師さんが処理してくださったようです。何度もうんちを出しながらやっと生まれたわが子、そこにあったのは感動よりも達成感、安堵の気持ちでした。うんち問題なんて関係ありません。わが子が無事に生まれてきてくれさえすれば、そのほかのことはどうでもよくなるのだとわかりました。
いざ出産を迎え、頭の中ではイメージしていた感動シーンがありましたが、最終的には赤ちゃんを産んだときはどうでもよくなっていました。うんちのことを散々心配していても、それより大事なのは赤ちゃんが元気に生まれてきてくれることだなと身をもって体感しました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/manami.koiso
監修/助産師 松田玲子
著者:田崎いと
0歳女児の母。日本語教師。現在は自身の経験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を執筆中。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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