●インナードライって?
インナードライの肌は、表面は皮脂でテカっているのに、水分量は不足していて、肌の内側が乾燥しているのが特徴。
肌は、乾燥が進んでくると、それ以上水分が逃げていかないように、皮脂を分泌して厚い油膜を作ろうとします。そのため、表面が皮脂でテカっていても、じつは内側はカサカサ。乾燥肌と気づかずに、間違ったケアをしてしまう女性が多いのだとか。
とくに夏は、紫外線や冷房の影響で乾燥肌が増えると言われていて、インナードライに悩む女性も増えるそうです。
●肌の脂は取りすぎ注意!
先ほども述べた通り、インナードライは表面だけを見ると、まるでオイリー肌のよう。そのため、勘違いして、「油取り紙を大量に使う」「何度も顔を洗う」「洗浄力の高い洗顔料を使う」など、“対オイリー肌”のケアをしてしまう女性が多いといいます。しかし、本当は乾燥しているのに、さらに水分を奪うケアは当然、逆効果に。きちんと洗顔しているのに、テカりが取れない、ニキビができるという時には、すぐにオイリー肌と決めつけず、まずはインナードライを疑ったほうがよさそうです。
●インナードライチェックリスト!
なかなか気が付きにくいインナードライ。しかし、肌はさまざまなサインを出しています。こんな症状が出たら、要注意です!
□インナードライチェックリスト
1)肌が脂っぽい
2)肌が硬い
3)肌がザラザラする
4)化粧が崩れやすい
「ニキビや吹き出物が増えたなぁ」と感じる時も、インナードライの可能性あり! 皮脂の過剰分泌は、ニキビや吹き出物の原因になるそうです。また、毛穴が目立つのは、肌が乾燥している証拠。もしかしたら、それもインナードライのせいかも?
肌の乾燥は、将来的にシミやしわ、くすみなどさまざまな肌トラブルの原因に。夏は汗で肌が潤っているように見えますが、冬と同様、保湿ケアを欠かさないのが◎。きちんとケアをしておけば、秋に差がつく?
(文・明日陽樹/考務店)