髭剃りをした後、肌荒れを感じることはないでしょうか。この記事では、髭剃りで肌荒れが起きる原因と、肌荒れを防ぐための対策について解説します。
髭剃りで肌荒れが起きる原因
髭剃りを行うと、皮膚の角質も一緒に剥がしてしまいます。この「角質層の損傷」が原因で、肌荒れしやすくなるのです。ここでは、その状態について、詳しく解説していきます。
肌の角質層が傷ついている
肌の角質層とは、皮膚の表皮の最も外側にあります。角質層は、外部からの様々な刺激から肌を守る「バリア機能」と、肌内部の水分を守る「保湿機能」を担っています。
髭を剃る際に髭と一緒に角質層が削られると、角質層のバリア機能や保湿機能がしっかりと機能しなくなり、肌の乾燥が進み、肌荒れを引き起こしやすくなります。
傷ついた肌はニキビなどの原因になる場合も
カミソリなどの刃によって傷ついた肌に雑菌などが侵入すると、炎症やニキビなどの原因になる場合もあります。
一般的に「カミソリ負け」や「髭剃り負け」というのは、このように、髭剃りで肌荒れを起こす状態を指します。髭剃りの際には、肌を傷つけないように注意することが大切です。
髭剃りで肌荒れを起こさないための3つの対策
髭剃りによる肌荒れは、敏感肌の方や肌の弱い方に限らず、比較的肌が丈夫な方でも起こりうるトラブルです。髭剃りで肌荒れを起こさないようにするために、以下の3つの対策をご紹介します。
1.髭剃りの刃は切れ味の良い状態にする
髭剃りの刃は髭を剃るごとに少しずつ、切れ味が悪くなります。刃の切れ味が悪い髭剃りで髭を剃ると、肌の角質層を傷つけてしまうことがあります。
刃の切れ味を良い状態に保つには、日頃のメンテナンスが大切です。使用後は刃に付着した髭や皮脂をよく洗い清潔な状態にしておきましょう。
また、髭剃りの刃を定期的に交換することも大切です。刃の交換時期の目安は、お使いの商品の取扱説明書で確認しておきましょう。
2.正しい剃り方をする
肌に負担をかけないようにするには、髭の正しい剃り方を知ることも重要です。特にT字カミソリは深剃りしやすいですが、誤った剃り方をすると肌を傷つけてしまいます。
T字カミソリの正しい剃り方の手順は、以下の通りです。
顔をぬるま湯で洗う
顔を保湿して、髭を柔らかくする
シェービング剤を塗る
順剃り→逆剃り→張り手の順番で髭を剃る
髭とシェービング剤を洗い落とす
冷水で毛穴を引き締める
肌を保湿する
もっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
正しい髭(ヒゲ)の剃り方!剃る前の準備から剃った後のケアまで解説
3.肌荒れが気になる場合は、電動・電気シェーバーもおすすめ
電動・電気シェーバーは外刃を肌にあてて髭を絞り出し、髭を内刃でカットするため、刃が直接肌に当たらず、傷つけにくい構造になっています。T字カミソリを使用していて肌荒れが気になる方は、電動・電気シェーバーを試してみるのもひとつの方法です。
配信: UP LIFE