自然豊か!田舎移住のメリット・デメリット

第464回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
老後や子どもの健康・教育のため、都市部から自然豊かな田舎町に引っ越すのがちょっとしたブームになっています。しかし、のどかな場所で自由にのびのびと暮らせる反面、様々な弊害もあるのだとか。

自然豊か!田舎移住のメリット・デメリット

田舎移住のメリットとは?

都市部から田舎に移住することで、生活の変化は大きいでしょうが、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか?

□メリット
・自然豊か
都市部で生活していると、コンクリートジャングルと呼ばれる理由がよくわかりますよね。一方、田舎は緑が多く、川や海も人々の生活には欠かせないもの。空気が澄んでいて、「病気がよくなった」なんて声も散見されます。タヌキやイタチ、モグラ、鹿など、都心部ではなかなかお目にかかれない野生動物がその辺にいるというのも、子どもにとっては嬉しいことのようです。

・経済的
田舎暮らしは、自給自足で生活する人もいます。畑で野菜を育てたり、魚を釣ったり、時には“おすそわけ”をもらえることもあります。また、物価が安いので、家賃や土地が安いのも魅力。若くして持ち家が欲しいなら田舎へという意見もあるほどです。

・健康的な生活に変わる
店が閉まるのが早かったり、繁華街がなかったりする地域は少なくありません。都心部のように、夜通し遊べるような場所もあまりないので、必然的に早く寝る習慣が身につくといいます。

田舎移住のデメリットは?

田舎のメリットは、人によってはデメリットに感じることも…。田舎暮らしのデメリットとは?

□デメリット
・距離の近さがストレス
近隣住民で助け合うことができるのは、田舎のメリットですが、その距離が近すぎることで、ストレスになることもあるそう。勝手に家に入ってきたり、知らない間にものを持って行かれたり。本人たちには悪気がないことでも、プライバシーという概念のなさに耐えられなくなる人は少なくないそうです。

・仕事がない
自営で仕事をしている人はいいのですが、就職を考えている人にはあまりオススメできないかも? 選択肢が役場か農業かなんて場所もあるとかないとか…。

・よそ者意識が残っている
人が少なく、あまり大きくない地域では、身内同士・仲間同士の結束が強いことがあります。そこに、突然部外者が入って行くことで、あまりいい顔をしない人も…。また、地元(その土地)ならではの“しきたり”に馴染めずに都心部へ出戻る人は少なくないのだとか。

移住というのは、ただの引っ越しとは違います。知り合いがいるところにする、一度旅行で行ってからにするなど、慎重に考えて、決めたほうがよさそうです。また最近では、医療施設の不足なども深刻化しているそう。憧れの田舎暮らしには、ある程度の覚悟が必要なのかもしれませんね。
(文・明日陽樹/考務店)

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