【別居の費用と準備】離婚リスクを最小限に抑える別居の方法

【別居の費用と準備】離婚リスクを最小限に抑える別居の方法

とにかく別居したい-。

離婚はハードルが高いものの、夫との関係に限界を感じ、一時的な解決策として別居したいと考えている方もいらっしゃることでしょう。

また、夫婦の一方が転勤をする必要がある場合や、子供の事情によって別居が最善の選択となる場合もあります。

別居をスムーズに実行し、離婚に至らない状況を築くための方法を知りたい方も多いと思います。

そこでこの記事では、

別居に応じない夫を説得する方法
別居のための費用と準備
別居から離婚に至らないための心がけ5つ

について解説していきます。

別居は夫婦にとってメリットになるケースもありますが、同時に離婚の可能性も含んでいます。

夫婦にとって、または家族・子供にとって最善の選択をするためにも慎重に検討していきましょう。

家庭内別居について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

弁護士相談に不安がある方!こちらをご覧ください。

1、即座に別居に応じない夫を説得する方法

夫が別居に応じない場合には、どのように説得するべきなのか方法をご紹介しましょう。

(1)必要性を作る

別居がどうしても必要な事情を作れば夫を説得しやすくなります。

親の介護のために親のそばにいく必要がある、子どもの学校のそばに引っ越した方が都合が良いなど、夫とは別居せざるを得ない第3の事情はありませんか? 

夫が反対できない理由をもって説得すれば、別居は成功するでしょう。 

(2)夫が応じない理由を知る

夫が別居に応じない理由を明確に把握しましょう。

世間体が悪いと感じているなら、周囲の人には公表しないことをもちかけると良いでしょう。

身の回りの世話をして欲しいと感じているなら、週末だけは家事をしに戻るなどの提案で受け入れてもらえるかもしれません。

金銭的な問題なら、婚姻費用はひとまず保留にする、などです。

夫が別居に応じない理由が明確ではない場合には第三者を使ってリサーチすることも有効です。

(3)夫にもメリットになる点を探す

夫にもメリットになる点を探してみてください。

例えば夫の会社の近くに部屋を借りて、「あなたはここに住んで仕事に専念してもらいたい」などと夫のために尽くしている振りをすれば、夫の方から別居に応じて引っ越してくれる可能性があるでしょう。

または、夫が寛ぎたいと感じる部屋を見せて、「週末は一緒にここで過ごしましょう」などと提案し、上手にあなたが過ごす部屋を借りてしまう提案もアリです。

(4)「もう1つ家族の部屋を増やす」という考え方で

もう1つ家族の部屋を増やすという提案でも夫は別居を受け入れやすくなるかもしれません。

婚姻生活が長く、家が老朽化しているケースなどでは良い提案です。

週末を過ごすための家という位置付けで新居を選び、あなたが先に引っ越して家を整えるという考えです。

この提案をするなら、新居の家具や家電などは夫と一緒に選んでいく姿勢を大切にしましょう。

2、妻が夫と別居したい理由

妻が夫と別居したい理由とはなんでしょうか。

以下、離婚を目的にした別居以外の理由をみていきましょう。

(1)夫が嫌いだから

嫌いだから一緒に住みたくない。

これは別居したい理由として一番にあげられるでしょう。

離婚はしたいけれど、子どもやお金のことを考えてできない。

離婚しなくてもいいからとりあえず別居したい!のです。

(2)夫の世話をしたくないから

夫の世話に疲れた場合にも別居したくなるものです。

夫が仕事ばかりで家庭を顧みない場合には婚姻生活に疑問を感じても不思議はありません。

「妻の私は不要では?家政婦ではない」と感じてしまいます。

別居をした方が妻は楽になりますから、別居という手段を考えてしまうのでしょう。

(3)自分の時間が欲しいから

「共に暮らす」ということは、他人同士でもとても特別な関係です。

ましてや夫婦における同居は、相手の食事の支度をしたり、相手の外出の準備を手伝うなど、自分のプライベートをすべて相手に捧げるようなもの。

夫婦として、家族としての愛情は感じながらも、自分の人生を邁進したいと考える女性は、別居婚という選択も考えるでしょう。

(4)夫が浮気をしているから

夫が不貞行為を働いている場合にも別居を検討するでしょう。生理的に一緒にいたくないと感じるからです。

ただ離婚に踏み切れないため、別居を選択します。

(5)生活リズムが合わないから

日々の生活リズムが合わないことから、生活費の取り決めがバラバラである場合まで、共に暮らす意味を見出せない場合は別居を考えることでしょう。

特にもめていることがなければ離婚も考えず、とりあえず独立して生活したいと考えるのも無理はありません。

(6)子どもの学校の事情があるから

中には子どもの学校の都合で別居を検討する女性もいます。

受験資格の問題や、いじめ問題などさまざまな事情があることでしょう。

夫と別居する必要はなくても、夫が引っ越しに反対なら、子どもを連れて別居するしか方法がありません。

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