雹(ひょう)が降る前兆として、誤っているのはどれ?

A) 急に晴れる

B) 巨大な積乱雲が見える

C) 冷たい風を肌に感じる

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答え:A

雹は、大気が不安定なときに発生する積乱雲によって生じます。5月は暖かくて過ごしやすい季節ですが、実は上空にはまだ冷たい空気が残っている場合があります。その温度差があるとき、冷たい雲の中でできた氷の粒が暖かい空気に押し上げられて、落ちずにどんどん成長し、それが雹として地面に降ってくるのです。

巨大な積乱雲(入道雲)や黒い雲を見かけたら、その中の氷の粒が雹になるかもしれないと考えて、警戒するようにしましょう。

雷や竜巻も、同じく積乱雲によって発生します。そのため、雷鳴や雷光、冷たい風なども雹が降る前兆のひとつです。前兆を見つけたときには、外出を控えたり、安全な場所に移動したりするようにしてください。

雹は基本的に何時間も降り続けるということはなく、長くても30分程度でやむことが多いです。しかしその後も不安定な気象状況が続く場合があるので、雹がやんでも引き続き天候には注意して過ごすことが大切です。

(参考記事)

5月に気をつけたい防災キーワード「雹(ひょう)」!

〈執筆者プロフィル〉

nagi

フリーランスライター

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