【子ども部屋収納】クローゼット不使用! 狭くても洋服が片付く方法をプロが伝授

連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。

 今回からは「子ども部屋」の片付けによって、Dさんのお悩み「洋服の収納スペースが足りない問題」を解決していきます! 6畳未満の狭い洋室を兄妹で共有しているというDさん宅。都心のマンションに多く見られる間取りなので、収納力不足のヒントになりますよ。

相談「子どもたちの洋服を置く場所が足りない」(クローゼット編)


(Before)隙間にモノを詰めて重ね上げている状態(C)maki_organize

 写真は兄妹の部屋です。玄関に近い部屋なので「身支度用の物置」として使われていました。また、洋服の収納力が不足しているため、一カ所にまとめられない状態……。というわけで、子ども服を簡潔にまとめた「身支度コーナー」を作っていきます!

 まずは、3つの「お悩み」のヒアリングから確認しましょう。

【悩み.1】小さなチェストが壊れている


壊れかけのチェスト(C)maki_organize

 小さめのチェストが壊れていました。洋服を収納するには浅すぎるので、修理して譲渡することに。あるモノを生かすのも大切ですが「使いにくい」と感じたら、処分のサインです。

【悩み.2】子どもが自分で出せる「ハンガー収納」にしたい


物置小屋の様子(C)maki_organize

 子ども部屋に入りきらない洋服は、子ども部屋の隣にある物置部屋に入れていました。

【悩み.3】クローゼットが子どもには使いにくい


扉を開閉する手間が子どもには面倒……(C)maki_organize

 都心のマンションに多い、横幅が狭く奥行きが深いクローゼットです。段差もあるので、子どもの身長では使いにくい収納。毎日使う洋服は「ワンアクション」で出し入れできるのが◎。そのため、このクローゼットは洋服収納には使いません。


買う前は必ず「サイズ感の確認」を忘れないように!(C)maki_organize

 収納力が足りない場合は、「置き型のクローゼット」を提案します。特に身長が低い小学生には、高さが調整できる「スチールラック」がおすすめ。

【アイリスオーヤマ カラーメタル ワードローブ(2段タイプ)】


ポール19mm(W75×D45×H182)のコンパクトサイズ(C)maki_organize

 Dさんが選んだのは、アイリスオーヤマの「カラーメタル ワードローブ(2段タイプ)」約6,800円です。2段タイプなので、小学生の身長にもぴったりです。また、中学生で制服を着ることになれば私服の数も減るので、これぐらいの量でも十分。

【収納方法.1】ワードローブラック「上段」の使い方


トップスの衣替えが、上下の入れ替えだけになりました(C)maki_organize

 ワードローブの上段には、兄妹の秋冬用(衣替えの服)を掛けました。シーズンごとに、上下を入れ替えをするだけでOK。置き型のラックは「埃が気になる」という声もありますが、クローゼットより、管理しやすい点はメリット。埃が気になる場合は、ラック上に板材を被せると◎。ほか、カバー付きのラックや、箱型のクローゼットの選択肢もあり。

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