休日なのに「上司」から仕事の連絡が…! 返信は必要?「給与」は発生する?

仕事の日は一生懸命働いていても、休日は仕事から離れてリフレッシュしたい人も多いでしょう。それにもかかわらず、土日に上司から仕事の連絡が来て困った経験をしたことはありませんか。
 
本記事では、もし休日や業務時間外に上司から仕事に関する内容の連絡が届いたら返信する必要はあるのか、その連絡によって勤務をしたら仕事として対価は発生するのか、解説します。

休日に上司から仕事の連絡が来たらどうすればいい?

総務省が発表した「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、全年代でLINEの利用率は一貫して増加しており10代から50代で90%を超えています。世代問わず、ソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)の利用はもはや当たり前になったといえるでしょう。

 

そのため、上司から休日にSNSなどで連絡が届くということも考えられます。もし休日に上司から仕事の連絡が来たらどのように対応すればいいのでしょうか。

 

まずは上司に「本日中(休日中)の対応が必要でしょうか?」などと状況確認を行いましょう。必要と返答があり、自身でも可能であれば、業務に取り組むのと良いでしょう。その場合は、休日出勤の命令を受けたことになるため、休日労働として対価が発生します。

 

休日出勤するほどのことではない場合は、「休み明けに対応します」などと伝えましょう。ひと言に「仕事の連絡」といっても、少し情報共有するつもりで連絡をする人もいれば、緊急で仕事してほしいと考えて連絡する人もいるからです。

 

上司からの連絡に返信する必要はある?

「業務目的の連絡の連絡は就業時間内に限る」などの社内ルールが規定されている場合は、休日に連絡が来ても内容を見ない、返信しない対応をしても問題はないでしょう。

 

ただし、場合によっては緊急連絡が入る可能性もあります。業務時間外だからと内容の確認や返信を拒否すると、あとでトラブルになることも考えられます。

 

実際には上司から仕事の連絡が来たら内容を確認し、いますぐ対応が必要かどうか明確にするのが現実的と思われます。ただし、そうはいっても休日に上司から連絡が来るのは好ましくないと考える人も多いかもしれません。

そのため、事前に緊急時の連絡用メールアドレスを用意して、「何かあればこちらに連絡してください」と伝えたり、「休日はスマートフォンなどをあまり見ないため、連絡に気付きにくい」など伝えておくと良いかもしれません。

 

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