保育士が年代別に紹介!「絶対に読んでおいた方が良い」絵本ベスト3とは?

保育士が年代別に紹介!「絶対に読んでおいた方が良い」絵本ベスト3とは?

保育士の中田馨さんが、「絶対に読んでおいた方が良い」おすすめの絵本について教えてくれました。子どもが大好きな絵本。なるべくたくさん絵本を読んであげたい!という親御さんも多いことでしょう。子どもの年代別におすすめの絵本を紹介してくれているので、ぜひ、参考にしてくださいね。


こんにちは!保育士の中田馨です。今回のテーマは「絵本」。子どもとのスキンシップを図る際に、よくおすすめされるのが絵本だと思います。 私のおすすめ絵本はたくさんあるのですが、今回はその中のごく一部なのですが、かなり私の好みに偏った「おすすめの絵本」を紹介します!

絵本のススメ

私、絵本が大好きなんです。何で好きなのか?と改めて考えてみました。 保育士だから?というわけではないのかもしれません。絵本を目の前にすると「何だか幸せな気持ちになるな」と考えていて、ふと思い出しました。我が家は、私が子どものときから家に絵本がたくさんありました。我が家の場合、絵本を読んでくれるのは主に父。あぐらの中に私たち子どもを座らせ、時には文章に自作のメロディーをつけながら面白おかしく読んでくれていました。そう、私が絵本が好きな理由は、父との幸せな時間があったからなのです。

絵本を読むと「言葉を育ててくれる」「心を豊かにしてくれる」「想像力を沸き立たせてくれる」など色々と良いことがあると言われているのですが、そんな難しいことを考えながら読んでいても、大人が楽しくありません。「どんな絵本がいいですか?」と聞かれたときに私が答えるのは「本屋さんでチラッと見て“これおもしろそう!”ってママが思う絵本でいいのよ」です。パパやママが「おもしろい!」と思える絵本だからこそ、お子さんも楽しんで読めると思います。

是非とも絵本を、親子のスキンシップの時間に活用して欲しいなと思います。

0歳児におすすめの絵本

『しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ)』(学研プラス)

「いつから絵本を読み聞かせるといいの?」と聞かれると「“いつ”と言う決まりはないので“いつからでもOK”」と返事をします。

0歳児さんの絵本を選ぶ時のコツでいうと、月齢の低い赤ちゃんは、赤・黄・青・黒などのはっきりした色に注目しやすいので、その目線で選んでもよいでしょう。


私がおすすめするのは『しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ)』(学研プラス)。この絵本は、赤ちゃんがじ~っと注目するんです。私の保育所では絵本の入るサイズのウォールポケットに絵本を数冊入れているのですが、自分で取りだせる月齢になると、多くの子がこの絵本を取り出して自分で開いたり、保育士に「読んで」と渡します。

読み聞かせのポイントは?

月齢が低いお子さんの場合、20~30㎝くらいの位置で絵本を読むと見えやすいですよ。0歳児さんの絵本として紹介しましたが、1歳児2歳児ももちろん楽しめる絵本です。「赤と白のぐるぐるだね」「目が回りそう!」なんて、色の違いや感じたことを言葉にしながら、年齢によって読みわけをしてもおもしろいですよ。


参考文献:「しましまぐるぐる いっしょにあそぼ」:柏原晃夫(絵)|学研プラス

関連記事: