【香港YouTuber発】これアワビ⁉…いえいえ椎茸です!コリコリ食感と濃厚タレで「アワビの旨煮」を再現!

【香港YouTuber発】これアワビ⁉…いえいえ椎茸です!コリコリ食感と濃厚タレで「アワビの旨煮」を再現!

海外のお料理系YouTubeを見て、驚きの料理を発見するのが大好きな筆者です。今回はチャンネル登録者数373万人に上る『小穎美食』という香港発の料理チャンネルで見つけた、「しいたけアワビ」に挑戦してみようと思います♪しいたけがアワビってどういうこと?と謎が深まりますが、何やら下ごしらえにヒントがあるよう。コリッとした食感と旨味満点のアワビに、果たして近づけるのでしょうか…。

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「しいたけアワビ」考案者は香港のお料理好きさん

しいたけの傘の内側に格子状の切り込みを入れ、アワビに見立てた料理をYouTubeに投稿していたのは、香港在住のシャオインさん。彼女の料理チャンネル『小穎美食』で「しいたけアワビ」を見つけました。

しいたけをアワビに見立てるなんて、すごいアイデア!と感心。さすがチャンネル登録者数373万人を誇る、人気のお料理系YouTuberさんですね。

筆者にとっては、アワビなんておせち料理でしか食べないくらいのレア食材です。でも、しいたけなら普段使いのおなじみ食材。しかも1年中購入出来ますよね。ちなみに里山在住の筆者、地元産の新鮮なしいたけが手に入りやすいという環境です♪

しいたけがどうアワビになるのかと興味津々。シャオインさんの動画を参考にして「しいたけアワビ」に挑戦してみます!

しいたけを裏返して使うのがポイント!「しいたけアワビ」を作ってみた!

動画では詳しい分量紹介がなかったため、筆者が適量だと思う分量で作ってみます。今回は地元産のジャンボしいたけも入手出来たので、スーパーで売っている普通サイズと特大サイズの2種類で作ってみたいと思います。

【材料】(作りやすい分量)
しいたけ…8個 ※今回は普通サイズ4個、特大サイズ4個を用意
豚ひき肉…80g
青ねぎ…3本
にんにく…1かけ
しょうが…5g
オイスターソース…大さじ1/2
しょうゆ…大さじ1/2
酒…大さじ1/2
塩…少々
こしょう…適量
片栗粉…適量

(煮込み用スープ)
青ねぎ…3本 ※みじん切りにしておく
にんにく…1かけ ※みじん切りにしておく
しょうが…5g ※みじん切りにしておく
しいたけの茹で汁…大さじ6
しょうゆ…大さじ1
オイスターソース…小さじ1
砂糖…大さじ1
塩・こしょう…各適量

サラダ油…適量

1.しいたけの傘をたたいて、ひだに入っている汚れを落として軸を切ります。青ねぎ、にんにく、しょうがをみじん切りにします。

動画ではしいたけを洗っていたのですが、きのこは洗うと風味が落ちるので、今回は傘をたたいて汚れを落とすだけとしました。

香味野菜は豚ひき肉に合わせるので細かく刻みました。

2.沸騰したお湯(分量外)でしいたけを2分ほど茹で、冷水で冷まします。

いつもはしいたけを茹でないので、なんだか新鮮。肉だねを包みやすくするために茹でるのでしょうか?

ゆで汁は後で使うので、100mlくらい残しておいてくださいね。

3.冷ましたしいたけを軽く絞り、キッチンばさみでしいたけの周りの茶色い傘を切り落とします。切り落としたしいたけと軸をみじん切りにします。

傘の内側の、白いほうをアワビに似せるため、くるっと丸まっている茶色い縁の部分をはさみで切り取ります。軸が出っ張っていたら切り取って平らにしておいてくださいね。切り取った傘は軸と一緒にみじん切りにしておきます。

ちなみにジャンボしいたけの直径は約12cm、普通のしいたけの直径は約5cm。2倍くらいの違いがありますよ。

4.傘の内側に、格子状に5mm間隔で切り込みを入れます。

切り落とさないように細かく切れ目を入れます。切れ目を入れるとしいたけを半月形に丸めやすくなりますね。

切れ目を入れたら、キッチンペーパーで水分をしっかりと拭き取っておきます。

5.ボウルに豚ひき肉、しいたけのみじん切り、青ねぎ、にんにく、しょうが、オイスターソース、しょうゆ、酒、塩、こしょうを加えて混ぜます。

肉だねは、しいたけ入りの餃子の餡のような感じです。粘り気が出るまでしっかりと練りました。

6.しいたけの茶色い傘に片栗粉を薄くまぶして肉だねをのせ、半分に折って成形します。

動画ではしいたけと肉だねがしっかりとくっついていたのですが、しいたけが肉厚のためか、半月形に成型しても開いてしまいました。そこで、今回はつまようじで留めることに。

ジャンボしいたけは肉だねを大さじ2杯くらい詰められましたが、普通サイズのしいたけはティースプーン1杯程度の肉だねしか包めませんでした。

どちらのしいたけも肉厚なので、肉だねを詰めるのが難しい!格子状の切り込みをもう少し深く入れていたら、包みやすかったのかもしれません。

7.成形したしいたけ全体に片栗粉をまぶし、弱めの中火で熱した油で、きつね色になるまで揚げます。

動画ではたっぷりの油で揚げていたのですが、揚げ物が苦手なので、少量の油で半量ずつ揚げ焼きにしました。

しいたけと肉だねがくっついたらつまようじを抜いて、全面がこんがりとするまで弱めの中火で15分くらいかけて揚げ焼きにしました。

8.煮込み用スープの青ねぎ、にんにく、しょうがをみじん切りにし、油を引いて中火で熱した別のフライパンで、香りが立つまで炒めます。2で取っておいた、しいたけの茹で汁と煮込み用スープの調味料を加えて、煮絡めます。

オイスターソースとしょうゆベースの味なので、味を見ながら砂糖の量を調整して、お好みの甘辛さにしてくださいね。2分ほど煮絡めたら完成です。

しいたけのコリコリ食感とオイスターソースだれで、なんちゃってアワビに大変身♡

刻んだ青ねぎが残っていたので、盛り付けの際にトッピングしました。ジャンボしいたけと普通しいたけの、親子のような「しいたけアワビ」が完成!

切れ目がしっかりと入っているものはエッジが効いていて、見た目がいいですね。

普通サイズのしいたけは、大きな口を開けたらひと口で食べられそうなサイズ感ですよ。タレがとろっとしていて少し箸で掴みづらいので、気をつけていただきます!

しいたけのコリコリ感が良いです♪しいたけは炒めたり焼いたりして食べるので、コリコリとしているイメージがなかったのですが…。茹でているからか、普段食べているしいたけの食感とは違っていてびっくりです。コリコリ食感がアワビに似ていて面白い♪

肉だねの量が少ないので、しいたけメインで食べているような食べ心地ですが、オイスターソースだれがしっかりと絡んでいるので、旨味は十分。本物のアワビの旨煮は日常では作れませんが「しいたけアワビ」なら、気軽に高級料理を再現出来ますね。

ジャンボしいたけで作った「しいたけアワビ」は肉だねをたくさん包めたのですが、上の画像に写っているものは焼いている間に開いてしまって、半月形に仕上げることが出来ませんでした。

ジャンボしいたけは傘の厚みが2cmくらいあったので、食べた時のボリューム感がすごい!1個でも十分に満足感を得られるおかずになったのですが、きれいに焼くのが難しかったです。

香港のお料理好きなシャオインさん考案の「しいたけアワビ」は、しいたけの下茹でと細かい格子状の切り込みを入れることで、アワビに近いコリコリ食感を再現することが出来ました。

肉だねをしいたけに詰めるのが少し難しいですが、肉厚のしいたけの食感とオイスターソースだれが合わされば文句なしのおいしさに。

高級食材のアワビを気軽に再現出来る「しいたけアワビ」、お財布にやさしいメニューなのでぜひ作ってみてくださいね。

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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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