「婦人公論」に申真衣さん的スター登場! 103歳のはつらつルーティンに憧れる


「婦人公論」(中央公論新社)2023年6月号

 「婦人公論」6月号(中央公論新社)が発売になっています。特集は「脳と体を整えて、100歳時代を健康に」です。

 期待の認知症新薬情報に、薬の飲み合わせ解説、脚力を維持するトレーニング方法、老人性うつ対策など、健康に長生きするためのあれこれが紹介されており、「元気に長く生きてやる!」というやる気が感じられます。人類すべてに備わっていてほしい生命力があふれている中身を、さっそく見ていきましょう!

<トピックス>

◎うつみ宮土理×太田裕美 ラジオ体操と推し活が元気の源です

◎石井哲代 よく食べ、よく寝て、よくしゃべり、103歳でひとり暮らし

◎ヌートバー久美子 WBCで戦う息子の姿に子育ての日々が蘇った

うつみ宮土理、夫の死乗り越え「大谷翔平くんの汗になりたい」

 最初に見ていくのは、うつみ宮土理×太田裕美の対談記事「ラジオ体操と推し活が元気の源です」。うつみは、キンキンこと愛川欽也さんとおしどり夫婦として知られていましたが、キンキンは2015年に死去。うつみはその後2年は抜け殻状態となり、「食事をする気になれなくて、体重も37キロに」「どう過ごしていたのか、まったく覚えていない」という日々を過ごしたそうです。

 しかし現在は、気力を回復。「死んだ人って、死んでないのよ。生きている時より近くにいて、いつも『頑張れ』ってエールを送ってくれるの。それが私の元気のもと」と心境の変化を明かしています。

 最近は“推し活”にも励んでいるそう。キンキン存命時から夢中だったヨン様(ペ・ヨンジュン)に始まり、現在は『愛の不時着』きっかけでヒョンビンの虜に。さらに、WBCを見てからは大谷翔平選手に心奪れたそうで、「彼の首に流れる汗を見るたびに思うの。私、大谷くんの汗の粒になりたい!」とメロメロの様子でした。

 心の中のキンキンに見守られながら、推し活に精を出すうつみ。「好奇心があれば、いくつになっても人生は楽しい」と対談を締めています。事実、女性のほうが平均寿命が長いのですから、夫健在の頃から夫以上の推し見つけておいたほうがよいのかも。キンキンも王道の好青年に惹かれがちなうつみを微笑ましく思いつつ、安心していることでしょう。

「婦人公論」の申真衣こと103歳の生活ルーティン

 ご高齢者向けライフスタイルブックが続々と出版される昨今。中でも、今年1月発売の『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』(文藝春秋)は、17万部を超えるベストセラーになっています。新たなご高齢スターとなった“哲代おばあちゃん”こと石井哲代さんが今回、「婦人公論」にも初登場しました。

 インタビューに答えるほか、「哲代おばあちゃんの1日のスケジュール」を公開したり、「哲代おばあちゃんの元気の秘訣7(セブン)」を明かしたりしています。働く母向けファッション誌「VERY」(光文社)における、申真衣さん(東大卒→ゴールドマンサックス勤務→ベンチャー役員。子ども服店で「VERY」編集者に声をかけられ専属モデルになった2児の母)的なポジションのようです。

 今年4月で103歳になった哲代さんですが、広島県尾道市にて毎日家事と畑仕事に精を出し、柔軟体操を欠かさず、9時間半睡眠と元気はつらつ。毎晩日記をつけるのも習慣で、「一日の終わりに日記を書くとスーッとします。嘆くことにエネルギーを使わず、できた自分を褒めて、まだまだやれると自信に変えるんです」とのこと。勉強になります。今から申真衣になることはできないが、健康に気をつけて前向きに過ごせば、哲代おばあちゃんには近づけるかもしれない――と夢を見させてくれる点も人気の秘密ではないでしょうか。

 来月号にも哲代さんのロングインタビューが掲載されるとのこと。2号連続で特集されるとは、まさにスター。“婦人公論の申真衣”から目が離せません。

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