子どもを叱ってばかりの食事の時間、楽しく過ごすには?今日からできる5つのポイント

気づけば「食事の時間は叱ってばかり」と思ったことはありませんか?口を出しすぎて食事の時間が楽しくなくなったり、叱りすぎて反省なんていうことも。食事を楽しい時間にするにはどうしたらよいのでしょうか?

子育てで多い悩みは「食事」のこと

子育てをしていると、いろいろな悩みが出てきますよね。その中でも多く聞かれるのが「食事」に関する悩み。たとえば、次のようなことはありませんか?

食べるのが遅い食事中に遊びだす好きなものばかり食べるキライなものを残すボロボロこぼして食べる

食事は毎日のことなので、このようなことが重なるとイライラして怒ってしまいがち。つい次のような言葉が出てしまうことも。

「早く食べて!」
「キライなものもちゃんと食べて」
「スプーンはこうやって持つんでしょ」
「姿勢を良くして」
「ほら、こぼさないで」
「ダラダラしないの」

実は、子どもが一番叱られることが多いのが食事の時間。でも、怒りたくて怒っているのではなく、できれば食事の時間は楽しく過ごしたいと思っているママも多いはず。

叱られると子どもは食事をする気力がなくなります。すると、さらに怒られるような行動をして状況が悪くなってしまいます。では、食事の時間を楽しく過ごすにはどうしたらよいでしょうか?

食事の時間を楽しく過ごす5つのポイント

1.食事のルールやマナーを気にしすぎない

食事をするという行為にはさまざまな細かい作業が必要で、子どもにとっては大人が思う以上に難しいもの。できないことをあげていくとキリがなくなり、叱るばかりとなってしまいます。「子どもにとっては難しいことをしているんだ」と思って、食事のルールやマナーはあまり気にしすぎないようにしてみましょう。

2.一緒に食べると楽しいことを伝える

とにかく「○○ちゃんと一緒にごはんを食べるとすごく楽しいな」と伝え続けていきましょう。ママからこのように言われると、子どももうれしい気持ちになります。食事は叱られるつらい時間というイメージがなくなり、楽しい時間に変わっていきます。

3.おいしいねと言いながら食べる

「このおさかなおいしいね~」「こんなにおいしいお野菜が食べられるなんて幸せだね~」と言いながら食べると、気分も楽しくなり、親子の会話も増えていきます。

4.できていることを認める

普段、親はできていないことに目を向けてしまいがち。できていることに目を向けてそれを言葉にしてみましょう。「ごっくんできたね」「スプーンで食べられたね」「お肉たくさん食べたね」「ピーマンひとつ食べたんだ」と、やっていることをただ言葉にするだけでOK。何か特別なことをほめる必要はありません。自分のことを認めてもらえると、子どもは「次もがんばろう」という気持ちになります。

5.アイメッセージで伝える

それでも何か困ったことをしたときは、「○○されると困る」「△△してくれると助かる」「□□だとうれしい」など、ママの気持ちを伝えてみましょう。叱るよりもママの思いが伝わりやすくなります。

子どもは自分の行動を認めてもらえると、前向きな気持ちになってやる気も出てきます。そうやってできることが増えてくると、食事についても怒ることが減っていきます。子どもとたくさんコミュニケーションをとって、食事の時間をさらに楽しくしていきましょう。

<ライター/佐藤麻依子>

大学院3年生と大学2年生の男児2人の母。子育て&中学受験カウンセラー歴18年。「子育て3ステップ会話法®」を考案。著書『男の子のための魔法のこえかけ 3ステップしつけ法』。独自のコーチング講座や子育て心理学協会の「ココロ貯金®」講座を提供。イヤイヤ期・思春期・反抗期・受験期の悩みを解決します!

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