片頭痛ってどんな頭痛?
片頭痛は、慢性頭痛のひとつ。突発的に起こることが多く、脈に合わせてズキンズキンと痛みます。基本的には頭の片側が痛み、ひどい時は痛みにより吐き気がすることもあるそう。ひどい痛みで家事や仕事が手につかないことも。人によっては頭痛が始まる前に、目の前がチカチカしたり、視界がせばまるなどの前兆が表れることがあるとのこと。
実は謎の多い頭痛なのです
片頭痛の原因は多岐に渡り、どの説が正しいかは断言できないようですが、脳の血管が急激に拡張することで頭痛を引き起こすという説が有力。ストレスや睡眠不足、喫煙、飲酒の他、体内のホルモン環境の変化が、頭痛発生の原因であるという説もあるみたい。
また、片頭痛が女性に多いのは、生理中に、女性ホルモン・エストロゲンが減少し、ホルモンバランスが崩れ、片頭痛を引き起こしやすくなるのではないかと考えられているそうです。
片頭痛が起きてしまった! その時は焦らずに…
片頭痛が起きたら、すぐにでも市販の痛み止めを飲んで、痛みから逃れたいところ。軽い痛みならば、治まる可能性がありますが、拡張した血管を収縮させる効果はないため、片頭痛の根本的な治療にはならないようです。薬の成分(ロキソプロフェンやイブプロフェンなど)によっても、痛みが治まるか、そうでないかが変わってくるとのこと。
片頭痛を少しでも和らげるためには、まず血管の拡張を抑えた方が良いそうなので、ズキズキしている部位を、冷たいタオルなどで冷やしましょう。また、音や光を避け、できるだけ暗くて静かな場所で、横になり(無理なら座ったまま)、休むと良いのだとか。緑茶やウーロン茶、コーヒー、紅茶を飲むのも◎。それらに含まれるカフェインには、血管を収縮させる作用があると言われています。
また、片頭痛が頻繁に起こり悩まされているママは、我慢をせず、一度病院に行くのも手。近くの病院に頭痛外来があれば、そちらに。なければ神経内科や脳神経外科を受診してみるといいかもしれません。
(文・山本健太郎/考務店)