料理の最後の決め手となるのが、調味料による味付けです。日本人に馴染みのある「さしすせそ」だけではもったいない！
こちらの連載では、今流行りの調味料から、知る人ぞ知るプレミアムな調味料まで、かんたんレシピと一緒にご紹介します。味に奥行きを出したり、自分で調節しなくても味が決まる万能調味料があれば今よりもっと料理が楽しくなるはず！ぜひお気に入りの一品を見つけてみてください。

今回は東海地方では誰もが知っているという「つけてみそかけてみそ」をお試し。地元で愛されるご当地調味料の魅力に迫ります。

「つけてみそかけてみそ」ってどんな調味料？

名古屋といえば味噌が有名ですよね。味噌カツに味噌煮込みうどんに味噌おでん･･･など美味しい名古屋グルメには味噌が欠かせません。そんな味噌LOVEシティで重宝されているのがこの「つけてみそかけてみそ」。卓上醤油のように気軽に味噌を使ってほしいという味噌屋の想いから生まれた調味料です。

主な原材料はこちら

豆みそ、米みそ、いりごま、砂糖、かつお節等名古屋らしいコクのある甘めの味噌で、それでいて甘すぎず誰もが好む味に仕上がっています。何にでも合う味噌というコンセプトどおり、味の万能さは確かです。さすが、卓上醤油を目指しているだけある！

名古屋をはじめ、東海地方を中心に販売されており、その他の地域ではカルディやドン・キホーテなどの一部店舗でも購入できます。全国の名産品を集めたセレクトショップなら必ず取り扱われていると言っていいほど、ご当地調味料としてメジャーな存在です。

でらうみゃあ！「つけてみそかけてみそ」を使ったレシピ

今回試してみて、これはリピートしたいと思ったベストな使い方をご紹介します。

モーニングの定番にしたい！味噌チーズマヨトースト

食パンにマヨネーズとつけてみそかけてみそを薄く塗り広げたら、とろけるチーズを乗っけてトースターで焼くだけ！これ嫌いな人いないんじゃない？と思うくらい美味しい組み合わせです。

名古屋の人にはトーストの定番でしょと言われかねないですが･･･。ぜひ一度は試してほしいトーストレシピです。簡単に作れるので忙しい朝や、小腹が空いたときのおやつにもおすすめですよ。

何個でもいけちゃう。味噌焼きおにぎり

 

白おむすびの両面につけてみそかけてみそを塗って、フライパンで焦げ目がつくまで焼きます。これは想像しただけで美味しさがお分かりいただけるのではないでしょうか･･･！お好みで大葉を巻いて食べるとさっぱりして何個でも食べれてしまいそうです。パンにもごはんにも合うなんて優秀すぎじゃないですか。

ジャージャー麺の味付けも簡単

 

パンにもごはんにも合うならもちろん麺との相性もばっちりです。みじん切りにした長ネギと豚ひき肉をニンニクやしょうがを加えて炒めた後、つけてみそかけてみそ、お酢を同じ分量(ひき肉150gに対して各大さじ2くらい)入れて水気がなくなるまで炒めたら完成。ジャージャー麺の具があっという間にできます。つけてみそかけてみそ自体が深みのある味わいなので、少ない材料で簡単に味が決まるのは嬉しいですよね。

余談ですが名古屋にはつけてみそかけてみそを使った蕎麦を食べれるお店があるようです。気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

さばの味噌煮や炒め物にも

 

とにかく何にでも合うので、肉や野菜など冷蔵庫にあるものを適当に炒める際にもこれ1本で味が決まります。

さばの味噌煮を作るとしょっぱくなりがちという人は、味噌・砂糖・醤油の代わりにつけてみそかけてみそを使えば甘さと塩味をバランス良く仕上げることができます(水1カップに対してつけてみそかけてみそ大さじ3～4)。サバの臭みを消す料理酒、生姜も忘れずに入れてくださいね。他にもカレーの隠し味に入れたり、どて煮や回鍋肉を作ったりと何通りもの使い道があります。

配信： くらしマグネット