子育てママの悩み解決 「子どもの父親嫌い」どうすればいい?

第538回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
「パパなんて嫌い!」「パパはいや!」うちの子はなんでこんなにパパを嫌うのだろう…と子育てで悩むママもなかにはいるはず。パパは子どもと仲良くしたいのにとてもかわいそう。反抗期の始まりとされる、子どもの「父親嫌い」。パパと子どもとの関係が改善できる、良い子育て方法はないのでしょうか? そもそもパパは本当に嫌われているの?

子育てママの悩み解決 「子どもの父親嫌い」どうすればいい?

パパが嫌いというよりは生まれる前から一緒のママが大好き

子どもはパパが本当に嫌いというわけではないようです。ただ、パパよりもママが大好き。ママのお腹のなかで、羊水に揺られながらママの心臓の音を聞いて成長してきた子どもは、生まれてからもしばらくはママから離れることはほぼありません。ママとともに育った子どもは、ママ以外を受け入れなくなる時期があるそうです。

また、子どもに怒鳴ったり、夫婦喧嘩をした際に大声を出したりして、子どもに怖いと思われてしまうと、さらに子どもとパパとの距離は遠ざかってしまうことも。

そして時には、ママの言動が子どもの父親嫌いを悪化させることもあります。それは、子どもの前でパパの愚痴を言ってしまうこと。子どもにも 負の感情が伝わり、父親嫌いに拍車がかかってしまう恐れがあると言われています。子どもはパパやママが思っているより敏感で、繊細なのですね。

パパが傷ついた時にはママのフォローが大事!

子どもに拒絶されたパパは、自分はこんなに愛しているのになんで…と、とても傷ついていることでしょう。そんな時はママがすかさず「反抗期に入ったから仕方ない」「反抗期が終われば仲良くなれる」とフォローしてあげて。また、パパも何度か拒絶されたからといって、子どもから好かれるのを諦めて、遠ざかってしまうと、反抗期が終わってからも父親嫌いは続いてしまう可能性も。多少嫌がられても、育児には積極的に参加した方が良さそうですね。

ママの力で子どもに好かれるパパに変身させてあげよう

子どもに好かれるには、まずパパの子どもに対する行動を夫婦で話し合いましょう。例えば…

・休みの日は子どもと思いっきり遊んであげる
・子どもと喋る時は、しゃがんだり、かがんだりして、子どもと同じ目線になる
・子どもを注意した分、たくさん褒めてあげる
・頭ごなしに叱らない、怒鳴らない
・ニコニコするように心がける

などが挙げられます。また、冒頭でも書いたように、子どもはママが大好き。ママと常に仲良くしていることで、ママが楽しそうにしているなら、パパを嫌わなくても大丈夫かもと思うかもしれませんね。

子育てをしていく上で、子どもの父親嫌いを経験し、落ち込むパパもいると思いますが、諦めずに夫婦で相談してママがうまくパパをフォローしてあげるといい かもしれません。
(文・山本健太郎/考務店)