お弁当のおかず作りをもっと楽に!簡単アイデアと人気レシピご紹介

お弁当のおかず作りをもっと楽に!簡単アイデアと人気レシピご紹介

第5回 お弁当の悩みを簡単解決するシリーズ
彩りよく栄養豊富なお弁当を子どもに持たせたいと毎日頑張るママ肩の力を抜いて無理せずお弁当が作れるようになれば、ママも子どもも笑顔になれてお弁当生活が楽しくなりますよ。お弁当作りが楽になるアイデアをご紹介します!

お弁当作りを簡単にするアイデア

彩りよく栄養豊富なお弁当を子どもに持たせたいと毎日頑張るママへ、もっとお弁当作りが楽になるアイデアをご紹介します!時短で簡単に作ることは手抜きではありません。肩の力を抜いて無理せずお弁当が作れるようになれば、ママも子どもも笑顔になれてお弁当生活が楽しくなりますよ。

定番の常備菜はやっぱり便利

忙しい朝にお弁当用のおかずを何品も作るのはとても大変ですよね。定番の常備菜があれば、作るおかずの数を減らせてお弁当準備がすごく楽になりますよ。

定番の常備菜のうち彩りを意識した「彩り常備菜」なら、お弁当の隙間おかずにも重宝するうえ、意識しなくても自然と栄養素バランスが整います。「彩り常備菜」といっても難しいものではなく、定番の常備菜のうち下記のような基本の彩り「赤・緑・黄」の食材を使ったものを揃えるだけです。ぜひマスターしましょう。

常備菜作りを習慣化しておけば、冷蔵庫に「いつも1品ある」ことでお弁当の準備だけでなく夕飯の準備も余裕をもってできますよ。

彩り常備菜作りに使える食材

赤:にんじん、トマト、赤パプリカ、ケチャップ など
緑:ブロッコリー、枝豆、アスパラ、ほうれん草、小松菜、きゅうり、いんげん など
黄:卵、かぼちゃ、さつまいも、とうもろこし、黄パプリカ、カレー粉 など

簡単ですぐできる時短アイデア

忙しい朝の台所は朝ごはんとお弁当の準備でごちゃごちゃになりがち!お弁当の準備がさっと終われば、場所も時間も空いて朝ごはん作りが楽になりますよね。そこで、簡単ですぐに実践できる時短アイデアをご紹介します。

ごはんは思いっきり広げて!早く冷ますアイデア

ごはんやおかずはお弁当箱に入れたあと冷ますのが鉄則ですよね。お弁当が熱いままふたを閉めてしまうと、蒸気がこもって雑菌が繁殖しやすくなります。さらに、食べる時にお弁当が冷めてふたが固くなり開かなくなることも!ごはんはしっかり冷ましてからお弁当箱にいれましょう。

でも、炊きたてのご飯を冷ますのは大変ですよね。出かける時間が迫っているのになかなか冷めなくてイライラしてしまった経験がある方も多いのでは?そこで、ごはんはお弁当箱に入れて冷ますのではなく、お皿に広げて冷ましましょう!お弁当箱やお茶碗に入っているより、断然早く冷めますよ。ふんわりとラップをかけて表面が乾燥するのを防ぎましょう。

衛生面でもOK!ラップおにぎりで簡単デコ弁

子どもに「うさぎさんやハートが入っているかわいいお弁当がいい!」とデコ弁をお願いされたことはありませんか?子どものお願いはいつも急なもの。普段のお料理では「かわいくする」ということがあまりないので、経験も材料もないと困ってしまいますよね。たとえデコレーションが得意なママでも、いま突然言われても困る!ということもあります。

そんな時はラップおにぎりに直接絵を描くのがおすすめ!ラップでおにぎりを作ったら、そのままペンで絵を描きます。とても簡単におにぎりがかわいく大変身しますよ。ラップに絵を描く専用のシールやペンも市販されているので、探してみてくださいね。

ラップで作ったおにぎりは食べる時まで中身に触れないので、衛生面も安心です。

夕食の取り置きやアレンジで簡単・無駄なし!

夕食のおかずを少し多めに作り、お弁当用におかずを取り置く方法もすぐに実践できるアイデアです。たとえば、夕食に揚げ物を作る時に唐揚げなどお弁当のおかずの分も作っておけば、揚げ物調理が一度で済みます。揚げ物は冷蔵で2~3日、冷凍で3週間ほど保存できますよ。解凍や温め直しの時は、トースターやオーブンを使えば、サクサクの食感も戻ります!

夕食の時と同じおかずを詰めるのが気になる時は、下記のようにお弁当用に少しアレンジしてみましょう。

(1)夕食ついでに材料の下ごしらえ、朝食ついでに仕上げ

1.夕食で豚肉のアスパラ巻きを作ります。その時、下茹でしたアスパラを数本取り置きして小さく斜め切りにしておきます
2.朝食ついでに、目玉焼きに添えるウインナーやお味噌汁に入れる油揚げ・厚揚げなどを少しとりわけ、1のアスパラと一緒に炒めます。塩コショウでパッと味付けすれば、アスパラとウインナー(油揚げ・厚揚げ)の炒め物のできあがりです!

(2)夕食メニューのリメイク

1.夕食で鶏肉と野菜のトマト煮を作ります。その時、少量をアルミカップなどに取り分けておきます
2.お弁当作りの時に、アルミカップの上にシュレッドチーズを乗せてオーブンで焼きます。トマトチーズ焼きのできあがりです!チーズが蓋になって多少の汁もれは防いでくれますよ。同じ手順でカレーの取り置きをカレーチーズ焼きにするのもおすすめ。

冷凍食品を上手に取り入れる

いまは冷凍食品も素材や味付けにこだわったものがたくさん市販されていますよね。お弁当向けに小分け冷凍になっているおかずや、少量作るのは大変な揚げ物などはとても便利です。国産原材料使用や食品添加物不使用など、小さな子どもにも安心して使える製品もあるので、お気に入りを見つけて上手に取り入れてみてください。

冷凍食品をそのままお弁当に入れることに抵抗があるママは、下記のような食材の冷凍食品をお弁当に活用してはいかがでしょうか?下ごしらえの手間がなく、少量使いも簡単にできる冷凍食品はお弁当のおかず作りにぴったりですよ。また、冷凍食品は通年価格が安定していて、旬に左右されずに手に入りやすいのも魅力的ですね。

勝手にランキング!便利な冷凍食材

食材系の冷凍食品でお弁当に便利なものをご紹介します。

(1)ランキング5位:冷凍里芋
泥落とし、下茹で、皮むき…下ごしらえが大変な里芋も、冷凍食材なら使う時に取り出すだけ!定番の煮ころがしから洋風のクリーム煮まで、幅広い料理に使える里芋を気軽に使えます。半解凍の状態ならカットも楽なので、お弁当向けの小さいサイズに切ることも簡単ですよ。里芋は秋冬が旬ですが、冷凍食品なら旬に左右されず春夏秋冬いつでも使えるのも魅力的ですね。

(2)ランキング4位:バラ凍結のひき肉
スーパーやお肉屋さんでひき肉を購入して自分で冷凍すると、冷凍した時のかたまりで調理しないといけないので量が調整できないですよね。その点、バラ凍結のひき肉ならお肉がパラパラになっているので、簡単に使う量が調節できて便利!お弁当おかずの少量使いにはピッタリです。

バラ凍結のひき肉は牛豚肉、豚肉、鶏肉のそれぞれ市販されているので、ぜひ探してみてくださいね。

(3)ランキング3位:ミックスベジタブル
簡単に彩りを足すのに欠かせないミックスベジタブル。これ一つで赤・緑・黄の3色をカバー出来ちゃいます。さっとウィンナーと炒めれば主菜になり、そのままバター炒めにすれば副菜にもなり変幻自在に活躍してくれますよ!あと1品を作りたい時にも頼れる万能野菜です。

(4)ランキング2位:冷凍ほうれん草
冷凍ほうれん草もとても便利な食材です。使いやすい大きさにカットされてバラ凍結されているので、炒め物などのおかずに使いたい量を調味料のようにパラパラと振り入れて使えちゃいます。

朝食とお弁当おかず兼用の炒り卵に入れたり、その横でお味噌汁の具に入れるなど大活躍間違いなしですよ!

(5)ランキング1位:冷凍ブロッコリー
ブロッコリーは綺麗な緑色とかわいい見た目で、メインおかずとしても隙間おかずとしてもお弁当で大活躍の野菜ですよね。ただ、早く傷んでしまう野菜でもあるので、購入してすぐに使い切る必要があるのが難点です。お弁当で少しずつ使いたい時でも、冷蔵保存で2日ほどすると色も味も落ちてしまいます。

冷凍ブロッコリーなら好きな時に好きな量を使うことができてとても便利!彩りに数個解凍して入れたり、2~3個をアルミカップに入れマヨネーズをかけてオーブンで焼くと1品出来上がりです。下ごしらえが済んでいるので思いついた時にパパッと使えますよ。同じような使い方ができる冷凍いんげんも便利なので、ぜひ冷凍庫に常備しましょう。

人気のおかずで作るお弁当|1週間メニューをご紹介

時短かつ簡単にできて子どもに大人気のお弁当おかずをご紹介します。主菜と副菜、それぞれのレシピ付き!冷蔵保存や冷凍保存もできるので、作り置きにも便利ですよ。

人気のお弁当おかずをご紹介

肉や魚を使った主菜

主菜で人気のおかずをご紹介!どのおかずも子どもが大好きな味付けに仕上がりますよ。

(1)揚げないミートボール
定番おかずのミートボールも、このレシピなら揚げずに簡単に作れてヘルシーにできます。冷めてもしっとり柔らかなのでお弁当おかずにピッタリですよ。

<材料>1口大20個分
  たまねぎ   1/4個
  だし汁    1カップ
A 合いびき肉  300g
A 卵      1個
A 片栗粉    大さじ1
A 塩・こしょう 少々
B ケチャップ  大さじ3
B 砂糖     大さじ1/2
B 醤油     大さじ1/2


<作り方>
1.たまねぎはみじん切りにしておく。ボウルにAを入れて練るようによく混ぜ合わせる。たまねぎを加えてさらに混ぜたら、ひとくち大に丸めておく
t
2.フライパンにだし汁を入れて沸騰させ、1を入れたら2〜3分火にかける。アクが出るので取り除き、ミートボールを裏返したら蓋をして弱めの中火で3分ほど煮込む。蓋を開けて中火にし、水分を飛ばす

※だし汁の量は、ミートボールが1/3くらい浸るように水を足して調節してください

3.Bを混ぜ合わせて2に加え、全体にからめればできあがり

(2)下茹で不要で簡単なかぼちゃの生姜肉巻き
薄くスライスして蒸し焼きにすることで、かぼちゃが下茹でなしで使えちゃいます!子どもの大好きな甘辛味で大人気のおかずです。しょうがが苦手な時は抜いてもOKですよ。

<材料>3~4人分
  かぼちゃ(5mmスライス) 12枚(150g)
  豚ロース薄切り肉     12枚(240g)
  塩こしょう      少々
  薄力粉          大さじ1
  オリーブオイル      大さじ1/2
  酒            大さじ1
A みりん・醤油       各小さじ2
A しょうが(すりおろし)  小さじ1(※入れなくてもOK)

<作り方>
1.かぼちゃを豚肉で巻き、塩こしょうで下味をつけたら薄力粉を薄くまぶす

2.フライパンにオリーブオイル(サラダ油でもOK)をひいて中火にかける。フライパンで1の豚肉の巻き終わりを下にして焼く。豚肉の両面に焼き色がついたら酒を回し入れて弱火にする。フライパンに蓋をして6分蒸し焼きにする

3.Aを加えて水分が少なくなるまで絡めたらできあがり


(3)フライパンで簡単!ポテトオムレツ
ひっくり返さずに蒸し焼きにすることで、仕上がりがきれいになります。オムレツは小さくカットするのも楽なので、お弁当の彩りに黄色を足したい時に大活躍しますね。

<材料>4人分(フライパン20cmサイズ1枚)
  卵       3個
  牛乳      大さじ1
  塩       少々
  オリーブオイル 大さじ1
A じゃがいも   中1個
A 黄色パプリカ  1/4個
A ウインナー   2本

<作り方>
1.じゃがいもと黄色パプリカは1cm四方の色紙切り(四角でなくても薄めにカットできればOK)にしておく。ウインナーは小口切りにしておくt

2.フライパンにオリーブオイルの半量を入れて中火にかけ、1を焼き色がつくまで軽く炒める

3.卵を溶いたら2の食材を入れ、牛乳と塩を加える

4.1のフライパンを軽く拭いたら残りのオリーブオイルを入れて中火にかける。フライパンに3を流し入れる。さい箸で軽く混ぜてから表面の具材をきれいに見えるように整える。フライパンに蓋をして、弱めの中火で8分蒸し焼きにしたらできあがり。お好みでケチャップを付けて

(4)炊飯器におまかせ!塩鮭とまいたけの炊き込みご飯
炊き込みご飯なら主食と主菜を兼ねられて彩りもきれい。にんじんを紅葉の型に抜いて混ぜれば秋の行楽弁当などにもピッタリですよ。

<材料>2合分
  米     2合
 昆布    5cm角1枚
 塩鮭    2切れ
 まいたけ  1袋
 ごま油   適量
  黒ごま   適量
A 酒    大さじ1
A みりん  大さじ1
A 醤油   大さじ1

<作り方>
1.米とAを炊飯器に入れたら目盛りまで水を加えて軽く混ぜるt

2.米の上に昆布と塩鮭、ほぐしたまいたけをのせて炊く

3.炊き上がったら昆布と鮭を取り出す。鮭をほぐして炊飯器に戻す。お好みでごま油をたらし黒ごまをふればできあがり

野菜やきのこを使った副菜

野菜やきのこを使った人気のおかずをご紹介します。彩りも栄養も考えられた副菜でお弁当がグレードアップ!

(1)カラフル!彩りひじきの五目煮
定番のひじき煮もミックスベジタブルを入れればとてもカラフルに!砂糖を多めに入れて子どもが食べやすい味に仕上げます。

<材料>6人分(全て半量にしても美味しい)  t
ひじき(乾)   20g
大豆水煮    120g
ミックスベジタブル 60g
  ごま油  大さじ1/2
A だし汁     150ml
A 醤油      大さじ1
A 砂糖      大さじ1と1/2
  
<作り方>
1.ひじきは水で戻したらザルにあげて水気を切っておく。大豆は軽く洗って水気を切っておく。ミックスベジタブルはザルに入れ、流水で軽く洗うようにして解凍する

2.鍋にごま油を入れて中火にかけ、1を加えて炒める

3.全体に油がまわったらAを加え、沸騰したら弱火にする。途中でかき混ぜながら水分が少なくなるまで10分ほど煮詰めればできあがり

(2)おやつにもなるにんじんの大学芋風
にんじんを甘く仕上げて子どもにたくさん食べてもらいましょう!お弁当や夕食の箸休めの他に、おやつとしてもおすすめですよ。幼児向けの味付けなので、大人が食べる時は調味料を倍量にして作ってくださいね。

<材料>にんじん1本分
 にんじん  1本(150g)
 油     大さじ2
 黒ごま   小さじ1/2
A 砂糖   小さじ1
A 醤油   小さじ1/2
  
<作り方>
1.にんじんは乱切りにしておく

2.フライパンに油を入れて中火で熱し、1を入れて揚げ焼きにする。6~7分焼いて中まで火が通ったら、キッチンペーパーで余分な油を拭き取り火を止める

3.Aを合わせて入れたら再び中火にかけて全体に絡める。黒ごまをふればできあがり

(3)箸が止まらない!大豆としめじの甘辛炒め
大豆を食べやすい味に仕上げ、良質なたんぱく質をたくさん摂ってもらいましょう。箸が止まらない甘辛味なので常備菜として作り置きしておくのもおすすめですよ。しめじやしらすも入って栄養たっぷりのおかずです。

<材料>たっぷり4人分
  大豆水煮  150g
 しめじ   1/2袋(50g)
 しらす干し 20g
 片栗粉   大さじ1
 ごま油   大さじ2
A 砂糖     大さじ1
A 醤油   大さじ1
A みりん  大さじ1
  
<作り方>
1.大豆はさっと洗って水気をしっかりとキッチンぺーパーで取っておく。しめじは石づきを切り取って手でほぐしておく

2.1と片栗粉をポリ袋に入れ、片栗粉を全体にまぶすように振る

3.フライパンにごま油を半量入れて中火にかけ、しらす干しを炒める。しらす干しがカリカリになったら残りのごま油と2を加えて炒める

4.片栗粉が透明になり全体的にパラパラしてきたらAを回し入れる。全体に絡めるように炒め合わせればできあがり

(4)レンジで簡単!れんこんの梅おかか和え
電子レンジで簡単に調理ができるので、あと1品という時に便利なおかず。おにぎりの具で人気の梅おかか味とれんこんのシャキシャキ食感がやみつきになりますよ。

<材料>4人分
 れんこん  200g
 かつお節  ひとつかみ
A 梅干し   大1個(15g)
A 醤油    小さじ1/2
A 砂糖    小さじ1/2

<作り方>
1.れんこんは厚さ3mmほどの半月切りにする。軽く水にさらしてから水気を切り、ふんわりとラップをかけて電子レンジの600wで3分30秒加熱する。
(れんこんが茶色に変色するのを防ぐため水気は切りすぎず、れんこんがしっかりと濡れた状態で加熱して下さい)

2.梅干しは種を除いて包丁で叩き、Aの他の材料と混ぜ合わせる

3.1に2とかつお節を加えて和えればできあがり

(5)さつまいもとチーズのミルクお焼き
離乳食向けのレシピですが、味もサイズもお弁当にピッタリ!さつまいもの甘さとチーズの塩気という素材の味で十分美味しいおかずに仕上がります。表面を軽く焼くので子どもが食べやすいのもポイント。

<材料>20gサイズ6個分
さつまいも        100g(直径6cm長さ5cm程度)
牛乳(豆乳やミルクでも) 大さじ2
プロセスチーズ      1個(15g)

<作り方>
1.プロセスチーズは小さく切っておく。さつまいもは皮を剥いて小さく切ったら5分ほど水に浸してあく抜きをする

2.さつまいもを鍋で柔らかくなるまで茹でる。(または耐熱容器に入れてラップをたら電子レンジの600wで3分30秒ほど加熱をする。)フォークやマッシャーで潰したら牛乳を加えて混ぜる

3.2を6~8等分にし、中に小さく切ったプロセスチーズをいくつか入れて丸める

4.フライパン(フライパン用ホイルシートが底につかず便利。なければ少量の油をひく)を火にかけ、弱火にして両面を3分ほど焼けばできあがり

1週間のお弁当メニュー例

それでは、ご紹介した人気おかずを使った1週間のお弁当メニュー例を見てみましょう。主菜を毎日変えて、副菜は数種類を使いまわすことでとても豪華なお弁当になっていますね!メニュー例では緑の彩りが少ないので、いんげんやブロッコリー、フリルレタスなどの隙間おかずを足してくださいね。冷凍食材でご紹介した冷凍ブロッコリーや冷凍ほうれん草を使った1品を足すのもおすすめですよ。

「あと1品」にオススメ!

お弁当におかずを詰めていたら隙間が空いてしまい、「あと1品欲しい!」ということはありませんか?そんな時にささっと簡単につくれる時短レシピをご紹介します。

野菜をあと1品!

ブロッコリーとにんじんのごま醤油炒め

ブロッコリーの茎の部分、捨てていませんか?余りがちな茎の部分を使ってあと1品を作りましょう。ブロッコリーとにんじんで彩りよく、すりごまで風味もよい美味しい1品ですよ。軽く炒めるとシャキシャキの食感になり、じっくり炒めるとしっとりした食感になります。

<材料>2人分
ブロッコリーの茎 1本分
にんじん    1/2本
ごま油     小さじ1
砂糖      小さじ1/2
醤油      小さじ1
白すりごま   小さじ1
  
<作り方>
1.ブロッコリーの茎は、表面を薄く切り落とし太めの千切りにする。にんじんもブロッコリーと同じ長さの千切りにする

2.フライパンにごま油を入れて中火にし、1を加えて炒める

3.ブロッコリーとにんじんに火が通ったら砂糖を加えて全体を混ぜ、醤油を回し入れる。火を止め、すりごまを加えたらできあがり

お肉をあと1品!

鶏と納豆のつくね焼き

主菜が決まらず困った時のあと1品に最適なレシピです。包丁なしで作れて洗い物も増えず、思いついた時に作れる便利な1品!小分けにラップして冷凍も可能なので作り置きできますよ。

<材料>直径3~4cmが12~14個
A 鶏ひき肉     200g
A 挽きわり納豆   1パック(50g)
A 刻み海苔     ひとつかみ(1g)
A 片栗粉      大さじ2
A 醤油       小さじ1/2
 オリーブオイル  小さじ1

<作り方>
1.Aをボウルに入れてよく混ぜる

2.フライパンにオリーブオイルをひいて中火にし、1のたねをスプーンを使って丸くしながら落としいれる

3.両面に焼き色が付いたらフライパンに蓋をし、弱火で2分蒸し焼きにしたらできあがり

インスタ映えする彩りテクニック

毎日のお弁当作りに慣れてきたら、写真を撮ってInstagramへ投稿してみましょう!綺麗に作れたお弁当に「いいね!」が貰えると励みになり、お弁当作りにも張り合いが出ますよね。

お弁当作りの簡単テクニックやアレンジテクニックを添えて投稿すれば、同じようにお弁当生活を送るママの応援にもなります。インスタ映えするお弁当は、彩りを意識すれば思っているより簡単にできますよ。

美味しそうに見る彩り

お弁当の彩りの基本は「彩り常備菜」でご紹介した赤・緑・黄ですが、白・黒・茶を加えた6色の彩りにチャレンジしてみましょう。インスタ映えする彩りは、美味しそうに見える彩りでもあります。6色をバランスよく揃えるとお弁当の彩りがぐっと豊かになって、インスタ映え・美味しそうな見栄え・栄養バランスの3つを一度に整えることができますよ。お弁当作りの時にはぜひ意識してみてくださいね。

赤緑黄以外の3色を整える食材

お弁当の彩りを整えながら、飾りつけにもチャレンジしてみましょう!凝ったデコ弁や飾りに挑戦する必要はありませんよ。少しの工夫でインスタ映えする簡単アイデアをご紹介します!

(1)型抜きで野菜の飾りをつくる
手軽にかわいくできる型抜き野菜は初心者さんでも失敗知らずなので、ぜひ試してみてください。

例えば、秋にはにんじんをもみじ型で抜いて、おかずやご飯の上にポンと乗せるだけ!春にはお花型、夏には星、冬にはもみの木型やゆきだるま型などを使えばお弁当に季節感が加わって、写真映え間違いなしですよ。他にも、くまやうさぎ、車や飛行機など色々な型があるので探してみてくださいね。

(2)簡単に作れるハートのおかず3種
型抜きを使わずに簡単にハート形のおかずを作れるアイデアをご紹介します。3種類それぞれ違う食材を使っているので、3つともお弁当に入れられてハートたくさんのお弁当も作れますよ!インスタ映えするだけでなく、ママのテンションもぐっと上がるかわいいお弁当のできあがりです。

写真提供/藤原朋未

白…ごはん、パン、じゃがいも など
黒…ごま、のり、ひじき など
茶…揚げ物、ウインナー、厚揚げ、豚肉、牛肉、鶏肉 など

秋にもみじなど|インスタ映えする飾り

ハートかまぼこ

かまぼこは片方の端を切り離さないようにして切り込みを入れます。切った方の両端をひっくり返しながらつま楊枝で留めればできあがり。

ハートのウインナー

ウインナーを斜めに切ります。片方をひっくり返して切り口を合わせ、ハート型にしたらできあがり。

ハートのたまご焼き

たまご焼きを斜めに切ります。ウィンナーと同様に片方をひっくり返して切り口を合わせ、ハート型にしたらできあがり。

お弁当生活を楽しもう

子どものお弁当作りは大変ですが、小学生になれば給食が始まり手作り弁当を渡す機会も少なくなってしまいます。「今日はぜんぶ食べたよ!」「これがとっても美味しかったからまた入れてね」と子どもとやり取りできるお弁当生活は、今だけの楽しみですよ。ご紹介した簡単アイデアや人気おかずを取り入れ、頑張らなくても素敵にできるお弁当を子どもと一緒に楽しんでくださいね!

(文・藤巻かな江)

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この記事のアドバイザー

藤原朋未
藤原朋未
管理栄養士・乳幼児食指導士・妊産婦食アドバイザー
保育園栄養士として勤務し、給食管理や調理、栄養相談などに携わる。現在はレシピ・コラム執筆のほか、離乳食・乳幼児食をテーマとした料理教室やセミナー講師を務めている。ブログ「ママ楽ごはん」にて、離乳食や乳幼児食に関する情報を発信中。
保育園栄養士として勤務し、給食管理や調理、栄養相談などに携わる。現在はレシピ・コラム執筆のほか、離乳食・乳幼児食をテーマとした料理教室やセミナー講師を務めている。ブログ「ママ楽ごはん」にて、離乳食や乳幼児食に関する情報を発信中。

取材協力

藤原朋未
藤原朋未
管理栄養士・乳幼児食指導士・妊産婦食アドバイザー
保育園栄養士として勤務し、給食管理や調理、栄養相談などに携わる。現在はレシピ・コラム執筆のほか、離乳食・乳幼児食をテーマとした料理教室やセミナー講師を務めている。ブログ「ママ楽ごはん」にて、離乳食や乳幼児食に関する情報を発信中。
保育園栄養士として勤務し、給食管理や調理、栄養相談などに携わる。現在はレシピ・コラム執筆のほか、離乳食・乳幼児食をテーマとした料理教室やセミナー講師を務めている。ブログ「ママ楽ごはん」にて、離乳食や乳幼児食に関する情報を発信中。