災害時に断水して水が出なくなってしまうことがあります。また、集合住宅では停電すると各部屋への水の供給がストップしてしまう場合もあります。水道が使えないと本当に不便ですよね。そんな事態になる前に、平時からできる準備はあるのでしょうか。
水の備蓄方法や、自治体等で給水が行われる場合についても紹介します。
飲料水の備蓄は1人当たり21Lが目安
水は「飲用水」と、洗濯・食器洗い・入浴等に使う「生活用水」の二つに分けられます。
飲料水の備蓄は、最低でも3日分~できれば7日分が推奨されています。1日あたり一人3Lが目安です。一人あたり3日分であれば9L、7日分であれば21L。これに家族の人数を掛けた数があれば、安心です。
生活用水は推奨される量というものが特に無く、言ってしまえば、あればあるほど良いということになります。空きペットボトルに水道水を詰めておく習慣をつける、ふろに水を常にためておくようにする、といった対策で、できる限り水をため置くようにしておきましょう。
水をためておくものの準備
例えば、集合住宅に住んでいて、台風で停電になって水が出なくなるかもしれないと事前に予想がつく場合、あらかじめ水を容器にためておくことができます。また、水道がストップしてから自治体等で給水が行われる場合は、水を入れて運ぶ容器が必要になります。
水をためておける容器を用意することも、平時にできる準備の一つです。
ポリタンクを購入するほか、使い終わったペットボトルを洗って活用することもできます。
何も水をためる容器が無かった場合は、段ボール箱にビニール袋を被せて水を入れ、袋の口を縛るという方法で簡易的にウォータータンクを作ることができます。下の写真では、段ボール箱にポリ袋を2枚被せて水を入れ、内側のポリ袋の口を縛っています。
配信: 防災ニッポン