政府が掲げる「異次元の少子化対策」。直接的な経済支援である児童手当の拡充などが盛り込まれていますが、実際に子育てをしている人たちはどう受け止めているのでしょうか? 今回は現役子育て世代のみなさんに、「異次元の少子化対策」への期待度をうかがいました。
政府が掲げる「異次元の少子化対策」に期待していますか?
「異次元の少子化対策」について「期待している」「やや期待している」と答えた人をあわせると、約26%。一方、「期待していない」「あまり期待していない」と答えた人はあわせて約51%で、大きな開きがあります。どちらともいえない人を含めると、政策への期待度は低いと言わざるを得ません。
気になるのはやはり財源です。児童手当の拡充に必要な財源は増税? と考えると、結果的に家計への負担が増えるかも……という不安をもつ人は多いのかもしれません。
それぞれの回答者のコメントをご紹介します。
期待している
●子どもはもっとほしいけど経済的な事を考えると思いとどまってしまうから。(女性/33歳/医療・福祉/専門職)
●一番子どもにお金がかかるので、少しでも収入源があれば助かる。(女性/34歳/専業主婦)
●児童手当増額は良いが高校生の扶養控除も気になります。(女性/34歳/医療・福祉/専門職)
「期待している」という人は、少しでも経済的な負担が軽減されれば……という思いがあるようです。
日々のおむつ代、保育園などの通園にかかる費用、習い事などの教育費、学校では授業料以外の諸経費、将来のための貯金など、子育てにはお金がかかります。児童手当の拡充はありがたいですね。
政府は「こども未来戦略方針」で、児童手当の所得制限の撤廃や高校生までの支給延長を表明しています。ただし、その一方で扶養控除を廃止する案もあがっているのが気になるところです。
配信: マイナビ子育て