料理研究家のリュウジさんがX(旧Twitter)で紹介しているなす料理、その名も「坊さんの気絶」。なすとお坊さん…なんで?と思いましたが、元は「パトゥルジャン(なす)・イマム(お坊さん)・バユルドゥ(気絶する)」というトルコ料理で、あまりにいい香りでお坊さんが気絶してしまったという昔話から名づけられたそうです。そんなトルコ料理をリュウジ流においしく簡単にアレンジしたのが、これ♪さっそく、作ります!
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2.7万いいね!リュウジさんの「坊さんの気絶」とは?
「坊さんの気絶」を紹介している、リュウジさんのポストはこちら。
「お坊さんが気絶するほどウマい」と言われた史上最強のナス料理
【坊さんの気絶】
めちゃくちゃ大袈裟な名前ですが食べてみると大袈裟じゃないことがわかる本当にウマイレシピです
僕のナスレシピで一番かもしれませんhttps://t.co/FXSEHSCuFP pic.twitter.com/mQWQzcnAfX
— リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ (@ore825) September 23, 2022
「ほんっっっとおいしい」「はい、ちょっと焼き過ぎました。でも、めちゃうまでした」「簡単においしく出来ました~」「さっそく作ってみました!おいしかったです」「おいしすぎて、2日連続で気絶しました」といったコメントが届いていました。
あまりのおいしさに二日連続で作って気絶した方もいるようですね(笑)。
では、作ってみましょう。
おいしさは気絶級!?「坊さんの気絶」を作ってみた!
材料と作り方はこちら。
【材料】2~3人分
なす…260g(2~3本)
ベーコン(薄切り)…35g
玉ねぎ…60g
にんにく…2かけ
トマトの水煮缶(ホール)…1/2缶
ピザ用チーズ…適量
オリーブオイル…大さじ1
コンソメ(顆粒)…小さじ1
塩…少々
こしょう…少々
◆仕上げ
塩…適量
黒こしょう…適量
オリーブオイル…適量
乾燥パセリ…適量
【作り方】
1. なすを1個ずつラップで巻き、電子レンジ(600W)で4分加熱します。500Wなら4分48秒加熱。
元のトルコ料理では、なすは素揚げしたり、焼いたりするそうですが、リュウジさんはレンチン調理!蒸したようなやわらかさになるそうです。
揚げるのは大変ですが、レンチンならお手軽♪
2. 玉ねぎはみじん切りに、にんにくは芯を取ってみじん切りに、ベーコンは細切りにします。芯は焦げやすいので、取り除きましょう。
3. フライパンにオリーブオイルを引き、みじん切りしたにんにくを炒めます。火加減は強火。わが家のフッ素樹脂加工のフライパンは強火NGなので、強めの中火にしました。
にんにくの香りが立ったら中火にして、ベーコンと玉ねぎを炒めます。
4. 玉ねぎがしんなりしたら、トマトを投入。
軽く混ぜたら、コンソメ、塩、こしょうを入れ、煮詰めます。煮詰めることでトマトの酸味が飛ぶそうです。
今回は、トマトを入れてから4分ほど中火で煮詰めました。
5. オーブントースターのトレイにクッキングシートを敷いて、1のなすを置きます。
包丁で皮に縦に筋を入れて、広げます。
レンチンしただけで、なすがとってもやわらかくなっています!
6. 広げたところにトマトソースを入れます。
チーズをのせ、仕上げに塩と黒こしょう、オリーブオイルをかけます。
7. 6を250℃のオーブントースターでチーズがとけるまで焼きます。
わが家のトースターは温度設定が出来ないので、温度はトースターにおまかせすることに。ちなみに、温度設定機能のないトースターは、だいたい200℃~230℃前後の温度で加熱出来るそうです。
今回は、5分加熱しました。
仕上げに乾燥パセリをふって出来上がり…ですが、おいしそうでテンションが上がりすぎて、パセリをかけるのを忘れました。すみません。
調理時間は15分。難しい工程はなく、とっても簡単に出来ました。
では、いただきます!
オホホホホホ♪
気絶じゃなくて、思わず笑ってしまうほどのおいしさ。なすがやわらかくて、とろっとろ。そして、めちゃめちゃ甘い!!! 口に入れた瞬間、とけてなくなります。最高!
にんにくとベーコンのコク、玉ねぎの甘みと旨味がギュッと詰まったトマトソースに、なすが負けていないところがすごい。トマトソースのおいしさをしっかりなすが受け止めて、味をひとつにまとめています。このなすの懐の深さたるや…脱帽。その一方で、トマトのほのかな酸味とベーコンのコクが、なすの甘さを引き立てているようで、まさに持ちつ持たれつ(笑)。
なす嫌いのリュウジさんのスタッフの方も「めっちゃ旨い」と至福の顔で食べていました。なす嫌いでも関係なく食べられるそうですよ。
リュウジさんはペッパーソース(分量外)で味変していたので、試してみると…。
ちょっと残念。せっかくのなすのおいしさがペッパーソースの辛味に持っていかれて、弱まるように感じました。そのままで味がコンプリートしているので、個人的には味変の必要はナシかなと思います。
トルコ料理の「パトゥルジャン・イマム・バユルドゥ」をリュウジ流にアレンジした「リュウジ版 坊さんの気絶」。なすがおいしいこの時期に、ぜひ作ってみてはいかがでしょう。
配信: あたらしい日日
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