ユキさんは、夫・ツヨシさんと結婚して5年目を迎えます。結婚前はやさしかったツヨシさんでしたが、だんたんとモラハラ的な言動が目立つように。久しぶりに2人でデートをしたときには、ツヨシさんから人の目がある場所で「デブすぎて隣を歩きたくない」と罵倒されてしまいました。さらに、義実家にも問題が。ユキさんは毎週末、義実家が営んでいる商店の手伝いに無償で駆り出されていたのです。
女は家を守るのが一番の仕事？
ある週末、ユキさんは義実家の商店で、大量の商品整理と戦っていました。
途中で夫のツヨシさんから連絡が来ましたが、それは「朝メシ作ってから出ろよ」というもの。
ユキさんがツヨシさんに「義実家の手伝いに来てほしい」とお願いのメッセージを送りましたが、既読スルー。
そこへ義母がやってきて……。
義母は商品を整理しているユキさんのもとにやってきて、文句を言いました。
夫のツヨシさんは義母に対し、ユキさんが「できない嫁」だと嘘をついているようで、それについて責められます。
反論しても理解してくれず、義母は「女は家を守るのが一番の仕事」とユキさんに詰め寄りました。さらに、子どもを作ることにまで口を出してきたのです。
実は、ユキさんとツヨシさんの間には夫婦生活はありません。
ユキさんが誘っても、ツヨシさんが「お前みたいなデブじゃ勃たない」と言って罵倒するのです。
そんなふうに義母にもツヨシさんにも非情な態度を取られているユキさん。
義実家の手伝いが終わったあとには、義姉のアヤカさんたちを含む10人分の夕食を作ると言う仕事が待ち受けています。
義母から渡されたお金はたったの千円。
ユキさんは自分の置かれた立場を思い、暗い気持ちになってしまいました。
◇ ◇ ◇
義実家も、夫も、ユキさんを何だと思っているのでしょうか。
平日は会社に勤めながら土日のどちらかは義実家の手伝い。
そこではこき使われた挙句、夫には夫婦生活を誘っても冷たく断られる──。
これではユキさんは自分に対しての「無価値感」を強めていってしまう一方です。
難しいとは思いますが、思い切って一人になる時間を作り、自分を労わってあげたり、これからの自分の人生このままで良いのか、しっかり考え直す時間を持てたら良いかもしれませんね。
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著者：ライター ShareStory
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