子が生まれたときの儀式ってなにがあるの?

第4回 出産前に押えておくべき4つのポイント
赤ちゃんの誕生は、親戚をはじめたくさんの人に喜びをもたらします。そんな身近な人を招いて喜びを分かち合うと同時に、子どもの健やかな成長を願うための儀式をご紹介します。

●赤ちゃんの初お披露目「お七夜」とは?

まずは「お七夜」です。これは名前からもわかる通り、赤ちゃんが誕生して7日目の夜に行うお祝いです。昔は近所、親戚など大勢を招いて行いましたが、今は身内でひそやかにお祝いをする家庭が多いようです。生まれてから7日目というのは、通常お母さんと赤ちゃんが退院して帰ってくる日です。退院したてのお母さんはまだ体調が万全ではないので、この日の食事は仕出しものなどでも構いません。お祝いで大切なのは気持ちですから、体調を考慮し簡潔に済ませても問題ありませんのでご安心を。このお七夜は、赤ちゃんの健やかな成長を願うと同時に、社会の仲間になることを認めるための儀式です。赤ちゃんの名前と生年月日を書いた命名書を作り、神棚や床の間に飾ります。最近では命名書のセットがネットショップなどでも購入できるので、そういったものを活用するのもおすすめです。赤ちゃんの手形をとるグッズなどもあるので記念に残してもいいですね。

赤ちゃんの初お披露目「お七夜」とは?

●「内祝い」の本来の方法

そして生後1カ月から50日の間に内祝いを行います。内祝いと聞くと、出産祝いのお返しを思い浮かべる方が多いかと思いますが、本来は赤ちゃんの名前をお披露目し、末永くよろしくお願いしますといった挨拶の意味合いが強いものなのです。鰹節などの縁起のいい品や、タオル、のりなどの実用的なものを贈ると喜ばれます。紅白の水引きに内祝いと書き、下に赤ちゃんの名前を書いて、生後1カ月ごろに届くように送りましょう。

どの儀式も、周りへの感謝と子どもの幸せを願って、気持ちを込めて行いましょう。

「内祝い」の本来の方法

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