秋はきのこが美味しい季節です。スーパーにはさまざまな種類のきのこが1年中並んでいますが、秋頃が旬で美味しい時期といわれています。とはいえ、購入したきのこを一度にすべて使いきるのは難しいですよね。実は、きのこをおいしく保存するには、冷凍保存がおすすめ。冷凍すると長持ちするだけでなく、酵素の働きによって、加熱後の香りやうまみが増すといわれているんです。そこで種類別の冷凍保存のポイントや、ヘルシーで体にいいといわれるきのこについて詳しく紹介します。
そもそも、きのこってどんなもの? 野菜ではないの?
きのこは八百屋さんやスーパーマーケットの野菜売り場に並んでいますが、厳密には野菜ではなく“菌類”です。日本に自生するものだけで少なくとも約5000種類あるといわれ、そのうち食べられるきのこは約100種類といいます。ただし、市販されているきのこは人工栽培のものがほとんどです。
きのこは低カロリーなのに栄養満点ってホント?
きのこは9割が水分で脂質はゼロに等しいため、とても低カロリーな食材。「カロリーがない」=「栄養素が含まれてない」と思っていませんか? とんでもない! きのこは栄養素がたっぷりなんです。
きのこは食物繊維が豊富でおなかにGood!
きのこには、食物繊維が豊富に含まれています。種類によって、多く含まれている食物繊維の種類が異なり、なめこやしいたけは、水に溶ける性質を持つ【水溶性食物繊維】を豊富に含んでいます。【水溶性食物繊維】は、便をやわらかくして善玉菌を増やし、腸内環境を整える効果が期待できます。エリンギやしめじ、えのき茸は、水に溶けない性質を持つ【不溶性食物繊維】を多く含みます。【不溶性食物繊維】は、便のカサを増やし腸のぜん動運動を促進するなどの効果が期待できます。さまざまな種類のきのこをバランス良く食べることで、より便秘解消へ近づくことができると言えます。
きのこはビタミン・ミネラルも豊富!
きのこは、カルシウムの吸収を助ける【ビタミンD】や、皮膚や髪の毛、爪などを健康に保つ【ビタミンB1】、脂肪の代謝を助け効率よくエネルギー変換してくれる【ビタミンB2】が豊富。【カリウム】や【リン】等のミネラル類も含まれていて、リンは骨や歯の材料に、カリウムはナトリウムを体外に排出する働きがあります。また、きのこの種類によって含まれる栄養成分は違いますが、育ち盛りの子どもに摂ってほしい【アミノ酸】や、免疫力を高め、抗がん作用などの研究も進んでいる【βグルカン】も豊富に含まれています。
配信: ASOPPA!