湯シャンの方法とは?
余分な皮脂を落とさないことが目的の湯シャンですが、シャンプーを使わずただお湯で洗うだけ…というわけでもなく、いくつか手順があるみたい。
1) お風呂に入る前に、天然ブラシで髪の毛をしっかりとかす
洗髪前に丁寧なブラッシングをすることにより、髪についている皮脂や汚れを絡めとります。髪の皮脂をとるためには、プラスチック製のクシではなく、獣毛のブラシがいいのだとか。
2)38~40度のシャワーで湯シャンスタート
お湯が熱い方が汚れは落ちやすくなるそうですが、逆に汚れを取り除き過ぎてしまう場合も。シャワーを地肌に当てながら、手で頭皮を優しくなでるように汚れを落としていきます。
3)指の腹を使って頭皮のマッサージ
爪を立てずに、指の腹を使って少し強めに揉む感じでマッサージ。マッサージ中もシャワーを当てながらの方がいいようです。
4)乾燥はしっかり!
自然乾燥は髪トラブルの元。頭皮のイヤなニオイの原因になってしまうこともあるのだとか。タオルでこすらないように、優しく髪に付いた水分を吸収させ、そのあとドライヤーで乾かしましょう。
以上が湯シャンの方法。簡単ですよね。
乾燥肌や敏感肌の人には湯シャンが向いているそうですが、脂性肌の人はうまくいかないこともあるそう。また、「湯シャンを徹底しなければならない」というわけではなく、最初は週に数回、シャンプーから湯シャンに変えてみるといいかもしれません。頭皮のニオイが気になる日や整髪料を使った日もシャンプーしましょう。
また、すぐに効果が現れるというわけでもないので、しばらく続けることが重要だそう。
湯シャン賛成派の意見
上述で紹介した湯シャンですが、SNS上を調べてみると、実践している人は意外と多い様子。そして、湯シャン賛成派の意見が、反対派よりもかなり多めな印象を受けました。
「湯シャンを始めて1年、まじで髪の毛増えた」
「湯シャン、もう1年以上続けてます。髪のコシが強くなってきてる感じです」
「夏場からやめてた湯シャンを解禁したら、髪の調子がいい。髪の毛触るのが楽しい」
など、効果を実感している人が多数。インターネット上では、「湯シャンで美髪になる」と湯シャンを推薦している専門家も数多くいます。
湯シャン反対派の意見
もちろん、湯シャンに否定的な意見も投稿されています。
「湯シャンは脂クサくなるし、テンション上がらない」
「湯シャンは皮脂の分泌が少ない女性だといいかもですが、男にはやっぱり厳しいような」
反対派は、やはりニオイや皮脂のべたつきが気になるみたい。「湯シャンでは皮脂は落とせない」という専門家の意見も。
意見をまとめてみると、“湯シャンには向き不向きがある”ということ。賛成派にも反対派にも専門家がいるので、どちらが正解とは判断しづらいですが、髪が傷んで困っている人は、一度挑戦してみる価値があるかもしれません。
(文・山本健太郎/考務店)