こんにちは。ママライターの石原みどりです。みなさんは、口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という先天異常をご存知ですか?三つ口とも言われますが、私の娘はその口唇口蓋裂を持って生まれて来ました。
今回は、口唇口蓋裂の症状と治療などについて、わが子の体験談をお伝えしたいと思います。
口唇口蓋裂について
口唇口蓋裂とは、先天異常のひとつで、生まれてきた赤ちゃんの唇や上顎の口蓋部分が裂けている状態のことをいいます。日本人では400~600人に1人の割合で生まれる可能性がある、わりと確率が高い疾患なのだそうです。
原因は特定できていないそうですが、胎児のときに顔が両側から真ん中に形成されていく段階で、うまく接合しなかったことによる疾患だそうです。私の娘の場合、左の鼻の下と口蓋に裂がある状態で生まれてきました。
赤ちゃんのころの症状について
娘は、唇や口蓋に隙間がありましたが、本人に痛みなどはないらしく、普通に過ごしていました。ほかの臓器は健康なので、成長の過程でとくに問題はありませんでした。
ただ裂があるため、母乳を吸う力が弱く、私の娘の場合は「ホッツ床」と呼ばれる器具を口内上部に取り付けてミルクを飲ませていました。
器具を嫌がるため、毎日取り外しに苦労しましたが、ミルクを飲むための必需品でした。赤ちゃんによっては専用の哺乳瓶を使ったり、注入したりすることもあるようです。
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