「前立腺がんの前兆となる3つの初期症状」はご存知ですか?原因も医師が解説!

「前立腺がんの前兆となる3つの初期症状」はご存知ですか?原因も医師が解説!

前立腺がんの初期症状とは?Medical DOC監修医が前立腺がんの初期症状・進行すると現れる症状・原因・検査法・治療法や何科へ受診すべきかなどを解説します。気になる症状がある場合は迷わず病院を受診してください。

監修医師:
石川 智啓(医師)

2013年名古屋大学医学部卒。初期研修修了後、JCHO中京病院泌尿器科、小牧市民病院泌尿器科を経て、現在名古屋大学医学部附属病院泌尿器科で勤務。日本泌尿器科学会専門医、da Vinci Surgical System コンソールサージャン・サーティフィケートの資格を有する。

「前立腺がん」とは?

前立腺とは、男性のみにあり、膀胱の下に位置しており尿道の周りを取り囲んでいる、栗のような形をしている臓器のことです。
前立腺は、精液の一部に含まれる前立腺液という液体を作る働きをしています。そして前立腺液の中には、PSAというタンパク質が含まれています。PSAのごく一部は血液中にも取り込まれています。
前立腺がんは、前立腺の細胞が無秩序に自己増殖してしまう病気のことです。
前立腺がんは通常、進行が遅いがんであり、早期に発見された場合には治療が可能です。しかし、症状が出る前に進行することもあるため、定期的な検診が勧められています。高齢になるにつれて発症リスクが高まり、家族歴や遺伝的要因、生活習慣も発症に影響を与えることが知られています。治療方法には、手術、放射線療法、ホルモン療法などがあります。
今回の記事では、前立腺がんの初期症状や検査方法、治療法について詳しく解説していきます。

前立腺がんの前兆となる初期症状

前立腺がんの初期症状には以下のようなものがあります。

排尿の問題

頻繁な排尿、夜間に何度も排尿する必要がある(夜間頻尿)、排尿開始の遅れ、尿流が弱い、または尿を止めるのが難しいといった症状がでることがあります。
排尿障害がある場合には、アルコールやカフェインの摂取を控える、夕方以降は水分摂取を減らす、温暖な環境を保つなどの生活スタイルの変更が役立つことがあります。ただし、これらは一時的な対策であり、根本的な原因に対する治療が必要です。
受診すべき病院・科は泌尿器科となります。症状が急に現れたり、血尿があったりする場合は緊急性があるので、速やかに医師の診察を受けるべきです。

尿もれまたは尿失禁

尿意を感じてもトイレに間に合わない、咳やくしゃみで尿が漏れることもあります。
こうした症状がある場合には、排尿スケジュールの作成、骨盤底筋エクササイズなどが助けになることがありますが、こちらも一時的な対処法となります。
受診すべき病院・科は同様に泌尿器科です。しかし尿失禁が突然起こった場合は早めに医師の診察を受けた方が良いでしょう。

尿や精液に血が混じる

尿に血が混じること(血尿)や、射精時に精液に血が混じる(血精液症)ことも前立腺がんの初期症状としてあがります。これらの症状は自己管理できるものではなく、また自然に治ることも期待しにくいものですので、専門医による診断が必要です。
泌尿器科または内科を受診しましょう。血尿は緊急性を要する症状の1つですので、発見次第、迅速に医療機関を受診するべきと考えられます。