●何気なくLINEしていた男子生徒が学園のアイドルだった!
「Bくんは、私の学校のすぐ近くにある、共学の私立高校に通っていました。芸能人の子どもも通う自由な校風が人気の学校で、彼はわりと有名なダンサーでもあり、学校内ではとても人気があったようです」(Aちゃん。以下同)
そう語ってくれたのは、島崎遥香似で、間もなく高校2年生になるAちゃん。都内のハイレベルな私立高校に通っている。
「Bくんとは、1度だけ男女4人でラウンドワンで遊んだことがありました。それ以降、たわいもないLINEのやりとりをしていたのですが、私は彼が学校でそんなに人気があるとは知らなくて…。でも今思うと、服装も抜群にオシャレだし、どこかガンちゃん(三代目J Soul Brothers・岩田剛典)に似ていてイケメンだったんですよね」
長い夏休みを機に、LINEも自然消滅。“終わったな…”と残念に思っていたというAちゃんだが、彼女の何気ない行動が、再び2人を結びつける。
「2学期が始まって、彼のInstagramをのぞいたら“文化祭が楽しみ!”と書いてあったので、何気なく“元気~?”とコメントしてみたら、すぐに彼からLINEが来て、“文化祭の日、一緒に遊ばない?”って。共通の友だちであるYにそのことを話したら、“えーっ、それってAのこと好きなんじゃない? 実はBくんって、学校ではめちゃくちゃ人気だからね”と言われたんです。BくんとYは同じ学校で同級生なので、彼女はずいぶん驚いた様子でした」
インスタのフォロワーも1000人越え。ダンサーとして、有名な大会にも出場しているBくんは、文化祭でも多くの女子に囲まれていたという。
「でも彼は、ちゃんと待ち合わせの時間になったら、学校の正面玄関に来てくれました。6時半に待ち合せていたんですけど、それまで一緒にいた女の子たちにも“じゃあ!”とあっさり手を振ってくれて…。私はYと一緒に文化祭を見て回ったんですけど、何だか他の女の子たちの視線が痛かったですね。Yは“うわっ、マジで来た! 頑張っておいでね!”と言って、躊躇する私の背中を押してくれました」
●ダンサーの彼に夜の公園に誘われて…
そこからは、ファミレスでご飯とお茶。お互い夏休みにあった出来事や文化祭での出来事などを話して盛り上がったという。
「時間はあっと言う間に9時を過ぎてしまったのですが、“公園に行こう!”ということになったんです。夜遅いし、ドキドキしたんですけど、“もう少しBくんといたいな~”と思ったので、素直についていきました。一緒に歩いている時、Bくんに“ギュッとしていい?”と聞かれて、“うん…”って。暗い道でギュっとハグされて“連絡取るタイミングを失って、実は俺…寂しかったんだよね。今度こそ付き合ってくれるかな?”と言われて、公園でキスをしてしまいました」
●長続きしない中高生の恋愛
それからというものラブラブ? と思いきや、なんと交際はわずか2週間たらずで終了。
「なんか今思うと、同じ年でしたけど、いいお兄ちゃんという感じだったんですよね。デートの後も“バイバ~イ”って、頭をポンポンとなでられたり…。あと、わりと束縛が強い彼だったので、そういうのも私はちょっと苦手で…。2人で話し合った上で“やっぱり友だちでいようか”ということになりました。別れ際は、彼も私もかなりあっさりしていましたよ(笑)」
一瞬にして燃え上がり、一瞬にして冷める…それこそが多感な中高生の恋模様。Aちゃんにとって“素晴らしい青春の1ページ”になったことだけはたしかだろう。
(取材・文/バービー)