有名なABO血液型のほかにも実は数十種類もの血液型がある
自己紹介をする時に、「血液型は~型です」と言う人も多いことでしょう。
実は、人の血液型は、ABO血液型のほかに数十種類もあります。
でも、ABO型がよく知られているのは、医学的に特に重要な情報だから。
A型の人に、B型や AB型を輸血すると、凝集が起きてしまうのです。
血液型は赤血球の膜が持つ目印(抗原)で決まる
血液は赤い液体ではありません。黄色の液体(血しょう)の中に沢山の血液細胞が含まれているのです。
血液細胞のほとんどは赤い色をした赤血球。それで血液は赤く見えます。
血液型は、赤血球の細胞膜にある目印(抗原)で決まります。
A抗原を持っているのが A型、 B抗原を持っているのが B型、A抗原とB抗原の両方を持っているのがAB型、どの抗原も持っていないのがO型です。
この抗原に対して、血しょう中には、自分と異なる抗原が体の中に侵入した時に反応する抗体があります。
A型の血しょう中には、B抗原に反応する抗B抗体、B型の血しょう中にはA抗原に反応する抗A抗体があります。
AB型にはどちらの抗体もありませんが、O型には抗A抗体と抗B抗体の両方があります。
配信: いまトピママ