毎月の悩みにさよなら! 食べ物で「PMS(月経前症候群)」を緩和
「PMS(月経前症候群)」とは、生理の3~10日前からおこる症状で、生理がくると悩まされていた症状も消えるのが特徴です。
原因は、女性ホルモンの「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の過剰分泌とされています。
胸が大きくなって張り、痛みを感じる場合もあります。
この時期は、子どもを作るために準備をする期間のため、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が乳腺を発達させようとするからです。
ほかにも、「PMS(月経前症候群)」には、憂鬱、イライラしやすい、胃痛、食欲増進または減退、貧血、便秘、むくみ、頭痛、腹痛など、さまざま症状があります。
症状には個人差がある上に、月ごとに症状が異なる場合もあります。
また、生理前は、インスリンという血糖値を下げるホルモンの働きが低下し、血糖値が上がります。
この上がった血糖値を下げるために通常よりも大量のインスリンが必要になりますが、逆に食後2~3時間になると、低血糖になりやすく。
血糖値が下がると、また異常な食欲が出たり、イライラしたりといった症状が出ます。血糖値を安定させることが、PMSの緩和につながります。
「PMS(月経前症候群)」の時に、積極的にとりたい5つの食材がこちら。
普段からも取り入れることで、症状の緩和に効果があるとされています。
<PMSを改善する5つの食材>
1、大豆製品
大豆製品にはイソフラボンが含まれています。
イソフラボンには、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きが。1日200mlを目安に摂ると女性ホルモンのバランスが整うと言われています。
2、ごま、アーモンドなどのナッツ類
ホルモンバランスを整えるビタミンEが豊富。
3、カツオ、サケなど魚類
魚類にはビタミンB6がたっぷり。
ビタミンB6は、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の合成につながり、心を安定させます。
4、ひじき、わかめなど海藻類
マグネシウムを多く含む海藻類はPMS(月経前症候群)の緩和に。
5、バナナ
バナナにはカリウムが含まれており、生理前の体のむくみを解消してくれます。
生理前の便秘解消にも効果が。
6、玄米
マグネシウムと食物繊維が豊富。
血糖値が上がりにくいので、生理前の食欲を抑えることができます。
「PMS(月経前症候群)」の症状には個人差があり、人との比較もしにくいもの。
食事の改善のみで緩和できない場合もあります。
毎月、生理前になると普段の生活に支障が出るほど悩まされる人は、一度婦人科を受診しましょう。
執筆/監修:株式会社からだにいいこと
配信: いまトピママ