差をつける理由とは?
ナツコは「次女はおさがりばかり! 次女はいつも2番目扱いで大切にされなくて、かわいそうな存在なの!」と怒りの表情で告げてきました。さらに「長女は恵まれているのだから、妹のために我慢するべき!」と言い放ったのです。
『長女は次女のために我慢するべきだ』と堂々と言うナツコに、言葉を失ったマユミ。なぜそんな意見を持ったのか聞いてみると、ナツコの長年の恨みつらみが飛び出してきました。
次女としてのストレスが爆発!
ナツコは、次女である自分はずっと蔑ろにされてきた、と主張したのです。
「第一子のハルコは、初めての子だと大切に育てられ、初めての男の子のアキヒトもチヤホヤされた。でも、真ん中の自分は軽く扱われてきた」とずっと思っていたのだとか。
ナツコは自分の境遇と照らし合わせて、長女のアカネにキツくあたり、次女のミドリを甘やかしていたのです。
このことを聞いた義両親は「そんなことはない! 同じように育ててきた」と否定しましたが、ナツコは聞き入れません。
ナツコの恨みの根深さに、ゾッとしたマユミ。気持ちはわからなくはないですが、自分の恨みを子どもにぶつけていい理由にはなりませんよね。娘の教育上不安があると考え、距離をおくことにしたそうです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:江田愉子