日本婚活支援協会は、移住先と結婚相手を同時に紹介する「移住婚」の提携先(受け入れ自治体)として、5月より、沖縄県南大東村の受け入れが開始したことを発表した。
「移住婚」の特徴
「移住婚」は、都市部から地方に移住を希望する独身者と地方在住者を、オンラインを活用してマッチングし、お見合いを行うシステム。
移住希望者には「結婚相手と移住先を同時に見つけることをサポート」し、移住しても結婚できるか不安といった悩みを解消する。移住希望者は登録費無料で、受け入れ自治体の紹介や、結婚後の働き方や子育て環境など、地方でのライフスタイルの選択肢の提案を受けることができる。
受け入れ自治体は、コロナ禍で高まった若者の地方移住の後押しにより、地元の独身者に対して結婚相手選びの可能性を広げるとともに、人口減少や少子高齢化、後継者不足など、自治体が抱える課題の解決策として、移住・定住促進事業と結婚支援事業のサポートを同時に受けることができる。地方の男女比・女性不足による結婚難の改善にも繋がる。低コストで導入可能なこともポイントだ。
「移住婚」の取り組みの目的
全国の都道府県をはじめ、毎年多くの自治体が少子化対策の一つとして結婚支援事業を行っている。ただしその効果は限定的で、特に人口減少や若者が流出している地方では、「婚活イベントは企画しても参加者が集まらない」「知り合いに会うか心配」「同じ顔ぶれ」「そもそも地元に独身女性が少ない」といった問題があり、特に男女比の広がりは自治体単独では解決できず、地域外から呼び込む施策が求められている。
こういった背景から、「移住婚」の取り組みが行われることになった。
「移住婚」の対象者は、結婚を機に地方移住を希望したい独身者の男女。対象年齢は20~50歳位までで、自治体により年齢枠の設定が異なる場合がある。なお、南大東村は、女性限定の応募受付となっている。
配信: STRAIGHT PRESS