茨城県旧桂村(城里町)
日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、茨城県旧桂村(城里町)を写真とともに紹介する。
Vol.229/茨城県旧桂村(城里町)
旧七会村から北上していき、旧桂村へと入った。旧七会村は深い木々に囲まれた山里というイメージだったが、旧桂村を進むにつれて空もひらけて、緑には囲まれていながらも、開放的な雰囲気だ。
そして、「道の駅かつら」は那珂川沿いに位置する道の駅だった。さらに、ほとんど同じ場所にキャンプ場が併設されており、日曜日ということもあって、カラフルなテントが川沿いの景色を彩っていた。右から左から、子どもが遊ぶ明るい声も聞こえてくる。道の駅には物産館もあり、かき氷ののぼりを掲げたテイクアウトのお店もあったので、キャンプ場を利用している人にとっても嬉しいだろう。
旧桂村へ
道の駅にやって来た。目の前には那珂川。キャンプ日和だ
那珂川と那珂川大橋
いい雰囲気
道の駅かつら
入口の像はブレーメンかな
帰りに良い道を見つけた
道の駅と同じ場所にあるキャンプ場というのは、たくさんあるようであまりないというイメージである。でも、キャンプ場は増えているような気もする。ただ、キャンピングカーなどが車中泊できる道の駅は、旅の肌感覚としてはさほど多くないような気がする。車中泊NGの張り紙を見ることが増えたからかな。キャンプと車中泊は、似ているようで違う分野として進んでいるのかなあ。ともかく、道の駅かつらは道の駅だけれど、キャンプ場の牧歌的な時間が流れていたことは、印象的なことだった。
(仁科勝介)
写真家プロフィール
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/
配信: STRAIGHT PRESS
関連記事: