YAKINIKU-FACTORYは、宮崎県農業協同組合宮崎中央地区本部と共同で、「宮崎牛 第5安栄」を多くの人々に知ってもらうために、1月29日(月)~3月29日(金)の期間、Makuakeにてクラウドファンディングを実施。500%を超える支援を受けた。そしてもっと多くの人に「宮崎牛 第5安栄」を知ってもらうために、今回ECサイトをオープン。厳選した宮崎牛をはじめ、「宮崎牛 第5安栄」の販売を開始した。
旨味に特化した黒毛和牛「宮崎牛 第5安栄」
「宮崎牛 第5安栄」は、これまでの“サシの見た目”の評価ではなく、脂質の旨味が評価され、2022年全国和牛共進会の第7区において主席と内閣総理大臣賞を受賞した。
「宮崎牛 第5安栄」の特徴は、なんといっても「旨味」。牛肉の旨味成分の指標であるオレイン酸をはじめとしたMUFA予測値は、2022年の全国和牛共進会内閣総理大臣賞受賞時点で65.1%。
脂身の融点も20数度と低く、口に入れた瞬間トロッと溶ける口溶けなのに、旨味たっぷり。そのため「ステーキ」「焼き肉」「しゃぶしゃぶ」「すき焼き」など、どんな食べ方でもお肉の美味しさを堪能することができる。
ここまで美味しい牛肉が完成した理由は、これまでのサシ(脂肪)の見た目が綺麗になる肥育ではなく、「旨味」に特化して交配・肥育したからだという。
口蹄疫の影響
しかし、2022年全国和牛共進会の第7区において主席と内閣総理大臣賞を受賞するまで、全てが順風満帆だったわけではない。
2010年に宮崎県を襲った口蹄疫では、牛や豚など、297,808頭もの家畜を殺処分しなければならないという地獄のような光景が広がった。
その中には宮崎牛の元となる種牛も含まれており、そのうち9割以上が被害を受け、生き残りはわずか6頭。これらも処分してしまったら、宮崎牛の歴史は潰える。そこまで追い詰められていたのだという。
そして、わずか6頭の種牛と口蹄疫を免れた牛たちから、宮崎県の畜産は再スタート。その取り組みは、宮崎県一丸となって今も守り続けられている。
宮崎県では現在も、空港や港をはじめ、さまざまなところに防疫マットが敷かれているのを目にするという。
配信: STRAIGHT PRESS