元々は「映え」のためだった?知られざるベビーカーの歴史

育児には必要不可欠!なベビーカー

A型、B型、対面式などなど色んな種類のあるベビーカー。移動の時には欠かせない育児グッズですよね。わが家でも、次男がまだお世話になっています。そんなベビーカー、実は最初は「母親の負担を軽減するため」に開発されたものではなかったのを、ご存じですか?

英国の過剰な美意識から生まれた遊び道具

今私が読んでいる『こんなにちがう!世界の子育て』(メイリン・ホプグッド著 中央公論社)によると、1730年代にイギリスの第三代デヴォンシャー公が子どもの遊び道具を作ってほしいと造園家(ウィリアム・ケント)に依頼し、凝った装飾の四輪馬車のミニチュア版を作ったのが最初だそうです。

当時の英国特権階級がきらびやかな馬車に子どもを入れて、ヤギや馬に引かせていたとのこと。ベビーカーは、母親の負担を軽減させるものとは全く違う、今でいう「映え」を意識したものだったのです。

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