年長の娘を保育園に通わせている父親です。0歳児クラスから保育園の送り迎えをしていて、5年前と比べて送り迎えをするパパをよく見るようになったと感じています。
父親の送り迎えが珍しくなくなると、今度は父親と母親で保育士への接し方の違いが気になってきました。そのことを保護者面談で保育士に訊いてみたところ、保育園での日々のコミュニケーションの悩みが解決しました。
父親の保育園送迎の現状
厚生労働省は、約5年ごとに全国家庭調査という全国規模の調査を行っています。この調査では家事育児の分担、家庭内でのコミュニケーション、親世代との関わりなど、家庭の動向に関するアンケートが行われ、結果がまとめられています。
最新の2022年の調査結果によると、保育園などの送迎を夫が週に1回以上している割合は送りが29.2%、迎えが23.7%となっています。対する妻は週1回以上の送り迎えともに90%を超えているので、依然として母親に偏っている状況ではあります。
その4年前の2018年の調査では送り迎えを区別していなかったので正確な比較ができないのですが、特筆すべきは、最新の調査で「夫の育児頻度の割合グラフ」が追加されたことです。
その前までの調査結果では、妻の育児頻度の割合のみグラフ化されていました。2022年にようやく、夫の育児参加が妻との比較に値する水準になってきた、と言えるかもしれません。
保育園送迎に対するパパとママの関わり方の傾向
わが家では保育園の送迎をちょうど半々で分担しています。もう少し詳しく言うと、平日5日間(合計10回の送迎)のうち、私は朝の送り3回、夕方の迎え2回を担当しています。
この頻度で送迎を続けていると、保育士や自分の子以外の園児に顔を覚えられるようになります。そして他の家庭の送迎の様子もなんとなく分かるようになってきます。
保育園への送迎を5年間やってきた経験から、父親と母親の関わり方、特に保育士とのコミュニケーションの傾向の違いを感じるようになりました。
簡潔に表現すると、父親は送迎というタスク消化に注力し、母親はタスク消化に加えてコミュニケーションも行っている、という傾向です。
もちろん個人差が大きいので、保育士とよく話す父親もいるでしょうし、保育士とのコミュニケーションにあまり興味がない母親もいると思います。そのためあくまで個人的な体感なのですが、送迎時に保育士と話すのは(前述の分担比率を考慮しても)、母親の方が多いと感じます。
配信: ぎゅってWeb
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