猫がふみふみをするのはなぜ?
猫がふみふみをする理由はいくつか考えられています。ただそのなかでもよくいわれるのが、「母乳を求める本能」というもの。
子猫のころは母猫のおっぱいをふみふみして、母乳を出してもらっていました。そのためお腹が空いたときや、母猫に甘えたいとき、リラックスしたいときにふみふみすることが多いようです。
子猫だけでなく、成猫でもふみふみする猫はいます。子猫の記憶が忘れられず、いつまでたっても甘えん坊な猫は、ふみふみがやめられないのです。
猫がよくふみふみをする場所4つ
ふみふみは、母猫のおっぱいを刺激するときの仕草。そのため基本的には、「母猫のおっぱいの感触に似た場所」「落ち着ける場所」で、ふみふみをすることが多いです。
1.柔らかい場所
猫がふみふみをする場所で非常によく見られるのが、「柔らかい場所」です。
代表的な場所としては、ベッドや布団・クッション・ブランケット・積み重なった洗濯物などがあげられます。
柔らかい場所で気持ちよくふみふみをする理由は、母猫のおっぱいの柔らかさと似ていることと、適度なクッション性があり、猫の体重でもしっかりと踏み込めるからです。
そのため硬い床や机の上でふみふみすることは、ほとんど見られませんね。
2.安心できる場所
猫がよく「ふみふみ」をする場所に、「安心できる場所」があります。
母猫のおっぱいをもらっているときは、母猫に守られ、母猫のにおいに包まれていた「安心の空間」でした。
その記憶があるためか、大人になっても安心できる場所を見つけるとふみふみしてしまうようです。
「安心できる場所」とは、猫が周囲から守られていると感じられる場所であり、具体的には高所・狭い場所・暗い場所・飼い主のにおいがついた場所などがあります。
3.自分のニオイがついた場所
自分のにおいがついた場所でも、猫はふみふみをすることがあります。というのもふみふみは、自分のテリトリーをマーキングするために行われることもあるからです。
猫が「ふみふみ」をするような場所では、自分の頭や顔をこすりつけて、自分のニオイを他の物や場所に残したりすることもあります。周囲に自分の存在を主張しているのです。
4.飼い主の体
猫にとって、飼い主はとても安心できる存在であり、愛情の対象や母猫の代わりでもあります。そのため「飼い主の体」は、猫にとって特別な場所。
そしてふみふみは愛着行動のひとつでもあるので、大人になっても飼い主の体で愛情を表現しようとしているのでしょう。
完全に飼い主を母猫だと思い、心の中で「ママ~」といって甘えているのかもしれません。
また飼い主の太ももやお腹は、温かいうえに柔らかいため絶好のふみふみポイントであるとも考えられますね!
配信: ねこちゃんホンポ