多くの人が小学校から慣れ親しんでいるラジオ体操。実は間違った動きをしている人がとっても多いのを知っていましたか?それも1カ所2カ所ではなく、意外とたくさん!ラジオ体操に関わってきた経験から、今回特に間違っている人が多い動きを1つ紹介します。
ラジオ体操、実は約100年の歴史あり!
実はラジオ体操の歴史は深く、もうすぐ100年を迎えます。NHKが創設したと思われがちですが、実は昭和3年に当時の逓信省簡易保険局が制定しました。現在はかんぽ生命、NHK及び全国ラジオ体操連盟が共同で運営しています。
ラジオ体操第1は、「ラジオ体操によって国民が健康となり、寿命が伸び、幸福な生活を営むことができるようになれば」という思想からつくられました。ラジオ体操第2は、ラジオ体操人口の増加とともに、「もっと負荷かけたい!」という要望が高まって昭和7年に誕生。なので実は青壮年(16歳〜50歳くらい)向けです(ただし、現在の第1、第2になったのは昭和26年、27年)。
さらに「第1、第2だと負荷が大きすぎる人向けの体操を!」「より高齢者向けの体操を!」という要望も出てきて「みんなの体操」が平成11年に誕生しており、実は歴史の深い体操なのです。
ラジオ体操はたった3分間で全身運動ができるステキな体操
体の骨は約200個、筋肉は約650個、ラジオ体操はこれらすべての骨と筋肉を動かしています。そして運動の後半にかけて徐々に負荷をあげていき、終盤には負荷を軽減。心臓への負担も配慮した構成になっています。実は体のことをよく考え抜かれた体操なのです。
実際、私も本気でラジオ体操第1をすると、汗ばみます。3回連続でやるとかなり汗だく。社内行事で人前で複数回実技する機会があると、翌日から丸5日間下半身の激しい筋肉痛でよろよろしてました(笑)。
そんな行事があるのは1年に1回あるかないかなので、慣れない負荷に体がバキバキ…(涙)。大きな声では言えませんが、最近は全然ラジオ体操していません。1日1回、日課にできたら理想なんだけどなぁ。
でも、効果は絶大だと感じています。特に育休中の運動不足対策には最適でした。隙間時間に3分やるだけだったので、結構お世話になりました。子育て中の運動不足ママたちにこそオススメしたい運動です。
配信: ぎゅってWeb