1人目の育児が落ち着いてくると、考え始めるのはこれから家族計画のこと。「子どもはひとりがいい」「できれば3人以上ほしい」など、夫婦によって希望はさまざまだと思います。でも、本当は「2人目がほしい」と思っているのに、いろいろな事情から生むのをためらってしまう……そんな「2人目の壁」に悩む人が近年増えているそうです。今回は、理想の数だけ子供を生める社会を実現するために活動する「一般財団法人1more Baby応援団」に、「2人目の壁」について取材をしました。
2人目を生むことをためらってしまう「2人目の壁」
「子どもは2人ほしい」と思いながらも、2人目を生むことをためらってしまう「2人目の壁」。身近な人には相談しにくい悩みのひとつですよね。世のママやパパはどんなふうに考えているのでしょうか?
それがよくわかるのが「一般財団法人1more Baby応援団」が毎年行なっている「夫婦の出産意識調査」。全国の既婚者2958名を対象に行なったアンケートをもとに、なぜ「2人目の壁」に悩む人が増えているのか、その理由にはどんなことがあるのかを見ていきたいと思います。
理想の子どもの人数は「2人以上」なのに……
実際の家族構成とは別に、「持ちたい理想の子どもの人数」についてアンケートを行ったところ、「2人以上を理想としている」人は81.1%でした。なんと8割以上が2人目を望んでいるという結果に。この割合は2013年の調査開始から増加傾向にあるそうで、今回の数字は過去最高だと言います。つまり、少子化とは言いながらも子どもが2人以上ほしい夫婦は年々増えていることがわかります。
とろこが、実際に2人目を生むかどうかを考えたとき、「2人目の壁は存在するかと思うか」という質問に対しては、73.5%もの人が「存在すると思う」と答えており、理想の子どもの人数とは相反する結果になっています。2人目はほしいと思いながらもためらっている人が大半なのです。
配信: