A美さんは交際中のB太郎が、避妊に非協力的なことに不満を抱いていました。あるとき行為中にB太郎が避妊に失敗して、その後妊娠してしまいます。これを機に2人は入籍し、A美さんはつわりに苦しめられながらも、その後無事に出産しました。産後のA美さんから行為を拒否されたB太郎は、飲み代や娘の育児費用だと嘘をついてお金をもらい、隠れて風俗通いをします。その後、なんとか風俗通いはやめてくれたものの、ゴムをつけることを渋り続けるB太郎。A美さんが避妊について産院へ相談に行くと、先生はB太郎の言動は性的DVにあたると指摘。避妊のアドバイスと共に、DVの相談窓口を案内してくれました。その晩、A美さんは再び話し合いの場を持ちますが、B太郎は避妊を嫌がり、行為を拒否されたことに激怒。A美さんと娘を家から追い出してしまいます。友人のC奈の家に一時避難したA美さんは、相談窓口に行きますが、相談員からはあっさり離婚を反対されてしまい、落ち込んでしまいます。
今のA美さんの状況をなんとかしようと、街で見かけたB太郎の友人・D雄に声をかけたC奈。D雄は無理に2人が一緒にいる必要はないと言いますが、その一方で……?
友だちに助けられて…
C奈とD雄が動いたことで、自宅に帰ることができたA美さん。
B太郎との関係はギクシャクしたままです。
結局、実家にも離婚を反対されてしまい、娘の寝顔を見ながらB太郎と結婚したことをA美さんは後悔します。そして眠る娘を前に「情けないママでごめんね」と涙……。
しかし、A美さんは娘を生んだことを後悔していません。
娘と一緒に生きていくために、A美さんは産院へ向かうのでした。
娘とのこれからを考え、前を向くことにしたA美さん。
「女は弱し、されど母は強し」という言葉があるように、母親になると子どもを守るために強さを発揮できるようになるのかもしれません。
どれだけ離婚したくても、子どもがいるとやはり誰しも悩んでしまうもの……。
しかし、A美さんの人生はA美さんだけのものです。B太郎に我慢し続ける生活から脱したいA美さんのこれからを応援したいですね!
>>次の話
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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