保育園にモヤッと?「先生の入れ替わりが激しい」「家で頑張れない指導が…」感謝の気持ち多数も不安を感じることも

保育園にモヤッと?「先生の入れ替わりが激しい」「家で頑張れない指導が…」感謝の気持ち多数も不安を感じることも

子どもが小学校へ入学するまで、共働き家庭のお子さんの多くは保育園に入園することになります。保育園はとてもありがたい存在ですが、中にはモヤモヤした気持ちを持ったことがあるという人も。ただ日頃お世話になっているだけに、何か不満があっても園に伝えるのはなかなか難しいかもしれませんね。
そこで今回は、「たまひよ」アプリユーザーの体験談と保育ジャーナリストの普光院亜紀さんにアドバイスを聞きました。

「ずっと気になっている…」という不安な声も…

最初にみんなの声から紹介します。

多くの親御さんから、保育園にはとても感謝をしているという言葉が寄せられました。その一部を抜粋してみましょう。

「本当に細やかに丁寧に見てくださっていて、毎日の連絡帳やお迎え時に様子を伝えてくれるなど、とてもありがたいし助かっています」(むひ)

「子どもがいつも楽しそうにしていて、ありがたいの言葉しか出ない」(みぃき)

とはいえ、園に頼みたいことや聞いてみたいことについて聞いてみると、さまざまな意見がありました。

「日々何をしているか、明確に教えてほしい。教育的なこともしてもらえたら…」(あい)

「子どもたちみんなを平等に見てほしい」(未来奈)

「子どもが1人で遊べないとか、食べるのが早すぎるなどと言われますが、これ以上、家で頑張れないので指導は入れないでほしい…」(Luka)

「先生の入れ替わりが激しいのですが、何故なのかがずっと気になっているのに聞けません」(ゆきち)

「苦情ではなく、家庭の困り具合を伝えて相談してみて」と専門家

確かに先生にパッと聞けるような内容ではなさそうですね。そこで、園にうまく伝える方法やもしもの際の相談先などについて、保育園事情にくわしい普光院亜紀さんに聞いてみました。

「ご要望にある『教育的なこと』とは、どんなことでしょう。習い事のようなものを考えていませんか?

発達心理学や幼児教育に関する研究が進んで、この時期の子どもには、大人とのあたたかい関係や安心できる環境、お友だちとかかわって遊ぶことなどが、心身の発達にとって大切であることがわかっています。
クラスの子どもの発達に合わせて、夢中になれるような遊びの環境を提供するのが、保育者の専門性なのです。

先生からの発信に、保育のそんなねらいが書かれていませんか?保育内容についての説明があまりないような場合には、家庭での子どもの様子を伝えつつ、園ではどんな遊びや活動をしているのか聞いてみるとよいでしょう。互いに子どものことを伝え合う中で、保育の考え方がわかってきたりします。

園からの発信が少ない場合、我が子をちゃんと見てくれているのかも気になりますね。そんなときも、思い切って質問してみましょう。
『うちの子のこんなことが気にかかっているのですが?』と聞くと、保育者は返事を書くためにお子さんを気をつけて見るでしょう。
それによって保育者のお子さんへの理解が深まり、より丁寧に関わってくれるようになることもあると思います。

保育者からの指導に納得がいかないときも、逆に質問してしまいましょう。
『そうなんです。どうしたらいいでしょう』という具合です。

本来、子どもの遊びや食事のしかたは、発達にしたがって変化するものです。お子さんの個性もあります。それぞれの発達や個性を理解し尊重しながら、だんだんに全体の生活リズムに合わせていけるように援助していくのが保育者の専門性です。
保育者自身が困っていることを保護者にぶつけているだけの指導は指導とは言えません。

理不尽なことを言われ続ける場合は、主任や施設長に相談してもよいでしょう。苦情としてではなく、『○○先生から□□□□というようなご指導をいただいているのですが、家ではこんな状態でとても対応できそうにありません』と家庭での困り具合を伝えて相談すると、親身になって考えてくれたり、保育者の対応に問題ある場合は指導してくれたりします。

保育者の入れ替わりの多い園は、運営に問題がある場合もあります。『ご意見箱』などに意見として入れてもよいレベルのことです。
『同じ先生に定着して1年間見ていただきたい』と伝えてみてください。修正されず、保育の質が悪くなっていると感じる場合は、自治体に相談して指導をお願いしてもよいと思います」(普光院亜紀さん)

気がかりがある場合は、黙っているだけでは問題解決にならないので、アドバイスを生かして相談できるといいですね。
(取材・文/橋本真理子)

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