おむつポットの選び方。機能とデザインを備えたおすすめ商品を紹介

第4回 どれがいいの?子育てグッズ
赤ちゃんが生まれてすぐの頃は、とりわけ多くのおむつを交換しなければなりません。臭いが漏れないように紙おむつを捨てる作業は、ママにとっては大きな負担です。簡単に紙おむつの臭いを防ぎ、衛生的に処理できる、おすすめのおむつポットを紹介します。

おむつポットとは?

はじめての育児であれば、「おむつポットの必要性や、普通のゴミ箱との違いがよく分からない」という人は多いことでしょう。

まずは、おむつポットの特徴を解説します。

使用済みおむつを捨てるゴミ箱

「おむつポット」は、使い終わった紙おむつをフィルムやビニール袋で密閉することで、臭いを気にせずに捨てられるゴミ箱です。

一般的なゴミ箱では、使用済みのおむつの臭いが漏れてしまったり、それを防ごうとビニール袋に入れたりなど、手間がかかってしまうことがあるでしょう。

しかし、おむつポットを利用することで、使用済みの紙おむつの処理が素早くできれば、ママの育児負担の軽減につながります。

さらに気になる臭いも防げるため、リビングや寝室に置きっぱなしでも安心して使えるアイテムなのです。

カートリッジあり、なしタイプがある

おむつポットには、「カートリッジ式」と「カートリッジ不要」の2種類があります。

カートリッジ式のおむつポットでは、おむつを1個ずつ防臭加工されたフィルムに包んで処理します。このため臭いが漏れることはほとんどなく、倒してもおむつがこぼれないため衛生的です。

ただし、専用のカートリッジがないと防臭効果が得られないため、コストがかかる点がデメリットです。

一方、カートリッジ不要タイプは、家庭用のゴミ袋などをセットして使います。赤ちゃんがおむつを卒業した後も、普通のゴミ箱として使えるため経済的です。

ただし、一般的なゴミ袋には消臭効果がないため、臭いが気になる場合は、消臭剤を併用するなどの対策が必要です。

おむつポットが必要な理由

赤ちゃんが紙おむつを使う期間は、長くても3年程度です。また、成長するにしたがっておむつ交換の頻度は少なくなります。

使用期間が限られているのに、わざわざおむつポットを購入する必要はあるのでしょうか?

おむつポットが必要な理由を詳しく見ていきましょう。

イヤな悪臭を防ぎ衛生面も安心

使用済みの紙おむつを普通のゴミ箱に捨てるのは、衛生的におすすめできません。

たとえ、ビニール袋に入れて口をしっかり縛ったとしても、時間が経つと悪臭が漏れてきてしまいます。

特に暑い季節は臭いがひどく、コバエが発生することもあるため、紙おむつの処理には注意が必要です。

その点、密閉度の高いおむつポットなら、ゴミの収集日まで臭いを気にせず、衛生的に使用済みおむつを保管しておけます。

おむつを捨てるのがラク

おむつを交換した後は、できるだけ他のものに触らずに、速やかに処理したいものです。

しかし普通のゴミ箱では、使用済みのおむつをビニールに入れて口を縛り、庭やベランダまで捨てに行くなど、非常に手間がかかります。

その点、おむつポットには、おむつをラクに捨てられる機能が満載です。フタの開閉もカートリッジ操作もすべて片手でできるなど、赤ちゃんを抱っこしたままでも捨てやすいように作られています。

おむつをラクに処理できるおむつポットは、赤ちゃんのお世話が大変な時期には欠かせないアイテムといえるでしょう。

おむつポット選びのポイント

おむつポットにも大きさや価格、デザインによって様々な商品があります。家の広さや間取りなど、それぞれの家庭の状況に合わせて選びましょう。

おむつポットを選ぶときに、おさえておきたいポイントを紹介します。

臭い漏れ対策がされているか

おむつポットを使う最大の理由は「おむつの臭い対策」にあるといえます。どんなに機能的な商品でも、臭いが漏れてしまうようでは意味がありません。

おむつポットは基本的に、臭いが漏れないように設計されています。しかし、カートリッジの有無や、フタの密閉度によって臭いの漏れ方には差があります。

「わずかな臭いでも気になる」という人は、消臭対策や臭い漏れ対策がどの程度されているのかをしっかりと確かめましょう。

機能やデザインがマッチしているか

おむつポットはリビングや寝室など室内に置くことが多いため、デザインがインテリアに合っているかどうかも大切なポイントです。

おむつを卒業してからも長く使用することを考えれば、ベビー用品というより、おしゃれなゴミ箱を探す感覚で選ぶとよいでしょう。

また、フタの開閉方法やおむつの捨て方、カートリッジやビニール袋を交換しやすいかどうかといった機能面もチェックしておくことも大切です。

容量やサイズはスタイルに合ったものを

消臭機能を備えたおむつポットは、意外に場所を取るため、狭い部屋に置く場合はサイズにも注意が必要です。

ただし小さ過ぎるとすぐにいっぱいになってしまい、ゴミ収集日までもたないこともあります。

ゴミ収集日が週に2回であれば、最低でも3~4日分はためておけるサイズがおすすめです。

置く場所が広く、大きさを気にしないのであれば、もっと大容量の商品を検討してもよいでしょう。

人気のおむつポットを紹介

最後に、機能やデザインが人気のおすすめおむつポットを紹介します。

アップリカ ニオイポイ

アップリカの「ニオイポイ」は、消臭・抗菌・防臭効果に優れたカートリッジ式のおむつポットです。

カートリッジフィルムには、強力な消臭・抗菌成分「ケスクリーンα」を配合し、臭いのもとを分解します。さらにフィルムを3層にすることで臭いを閉じ込め、外に漏らしません。

フタは指先ひとつで開くワンタッチ式で、片手でおむつを押し込むだけで、ラクに捨てられます。

本体がいっぱいになったときは、付属のカッターでフィルムをカットし、先端を結べば、普通のゴミ袋と同じように集積所に出せます。

おむつの処理もゴミ出しもカンタンな、使いやすい商品です。

・Amazon:アップリカ ニオイポイ

ピジョン ステール

ピジョンの「ステール」は、市販のゴミ袋を使うタイプのおむつポットです。

20~30L用のゴミ袋をセットするだけなので、カートリッジ代がかかりません。ベビー用品には見えないシンプルなデザインで、おむつ卒業後もゴミ箱として長く使えます。

操作方法は、フタのくぼみにおむつをのせて、ハンドルを回すだけとカンタンです。フタとゴミ袋がくっついた状態で取り出せるようになっており、ゴミ袋交換のときも臭いが漏れません。

Sサイズの紙おむつなら25枚ほどためておける、ほどよい大きさです。

・Amazon:ピジョン ステール

Diaper Champ おむつ処理容器 くるっとポン

こちらも市販のゴミ袋をセットするタイプのおむつポットです。レギュラーとミディアムの2種類のサイズがあります。

レギュラーは容量20L(Sサイズの紙おむつ約30枚分)、ミディアムは容量45L(Sサイズの紙おむつ約70枚分)です。

ミディアムサイズはゴミの回収頻度が少ない地域に住んでいる人や、赤ちゃんが2人以上いる家庭にもおすすめです。

容量が大きいと内部に汚れが付くのが心配ですが、本体は分解して水洗いできるので、いつも清潔に使えます。

おむつを卒業した後も生ゴミ入れなどに転用でき、経済的です。

・Amazon:Diaper Champ おむつ処理容器 くるっとポン

まとめ

短期間とはいえ、1日に何度も行うおむつの処理はママにとって大きな負担です。しかし、おむつポットがあれば、普通のゴミ箱を使うよりもカンタンに、しかも衛生的におむつを処理できます。

臭いを漏らさない機能はもちろん、リビングや寝室に置いても邪魔にならない、おしゃれなデザインをあわせ持つ商品もたくさんあります。

おしゃれで機能的なおむつポットを用意して、赤ちゃんとの生活をより快適なものにしていきましょう。