「大腸がんの手術内容」はご存知ですか?術後の合併症や入院期間も医師が解説!

「大腸がんの手術内容」はご存知ですか?術後の合併症や入院期間も医師が解説!

「大腸がんの手術」についてよくある質問

ここまで大腸がんの手術を紹介しました。ここでは「大腸がんの手術」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

大腸がんの手術後は、どれくらいの入院期間が必要ですか?

齋藤 雄佑 医師

何も問題ない経過であれば2週間以内の入院期間が最低限必要です。合併症が起こったり、もともと既存症をお抱えの方はもっと期間を要することもあります。

大腸がんの手術後、何年経過すると完治となりますか?

齋藤 雄佑 医師

手術後の経過観察期間は通常5年です。5年間再発がなければ、完治として外来を終了するケースが多いです。

大腸がんの手術時間は平均でどれくらいかかりますか?

齋藤 雄佑 医師

内視鏡的切除は大腸がんの個数にもよりますが、1時間程度で終了するケースが多いです。外科的手術も症例や大腸がんの場所や手術方法の選択で大きく異なります。平均すると3-5時間程度が多いと考えます。

編集部まとめ

大腸がんは適切な検査と治療を行うことで、病気の進行を抑え生存率を高めることが期待できます。内視鏡的切除では、ほとんど苦痛を伴うことなく早期の大腸がんを切除することができます。しかし、発見されたときに進行がんであったというケースもあります。進行した大腸がんでも外科手術によって根治が狙えるケースも多く、手術が大腸がんの高い5年生存率に大きく寄与しています。大腸がんのステージごとの治療法や手術の方法、その合併症について理解を深めましょう。

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