あいうえお表ってどんなもの?

あいうえお表は文字に対する理解力を高められるグッズです。
壁に貼って使うタイプが多いですが、ランチョンマットのように机に敷いて使えるものもあります。様々なタイプのあいうえお表のなかから、子どもが使いやすいものを選びましょう。
購入してから後悔しないようにするには、あいうえお表の基本情報を事前に知っておくことが重要です。事前に知っておくべきポイントをまとめました。
子どもが文字を学べる表
あいうえお表は50音順の文字が書かれている表のことです。子どもが文字を覚えることを目的として作られています。
ただ文字が並んでいるだけでなく、カラフルな色やイラストなどで、子どもの興味を引くようにデザインされているものが多くあります。
例えば、「あ」の文字のところにアヒルが描かれていたり、お湯をかけると文字が浮かび上がるような仕掛けがあったりと、子どもが楽しみながら学べる工夫が満載です。子どもがより興味を持って文字とふれあえそうなものを選びましょう。
何歳から使う?
あいうえお表の対象年齢は、メーカーによって定められているものもあれば、そうでないものもあります。一見同じひらがなの表に見えるものであっても、1.5~3歳と年齢層が微妙に異なることが特徴です。
子どもの成長のスピードには個人差があり、文字に興味を示し始める年齢もそれぞれ違います。
早いうちから文字を学ばせたいと考えても、子どもの方はまだ文字にまったく興味を示していないという場合もあるのです。
家の中に文字とふれあいやすい環境を作ることで、文字に興味を持つきっかけにもなります。早いうちからトイレやお風呂など、目につきやすい場所に貼っておくのもよいでしょう。
無料で入手も可能
幼児向けの学習教材を扱うメーカーや子育て世代向けのサイトなどで、無料のあいうえお表をダウンロードすることも可能です。
自宅でプリントアウトできる環境がある場合、簡単に利用できます。しかし、自宅のプリンターの場合A4程度までしか印刷できないケースが多いでしょう。文字が大きく見やすいポスターサイズのものを利用したいときは、市販品がおすすめです。
あいうえお表を試しに利用してみたい人は、無料のものを入手して様子を見てもよいかもしれません。無料であっても、市販品とほぼ変わらないクオリティを備えているものがたくさん見つかります。
あいうえお表の選び方

子どもにストレスを感じさせずに文字に触れてもらうには、ぱっと見の印象だけでなく細かい部分もチェックすることがポイントです。
一見、同じように見えても細かい部分が違うだけで使いやすさが変わってきます。ここからは、あいうえお表を選ぶときのポイントを紹介します。
見やすさで選ぶ
文字が小さく読みにくい書体だったりすると、スムーズに文字を学習できません。小さく分かりづらい文字は、大人が読むときでもストレスを感じます。
過剰に丸っこい文字のような判別しにくい書体で書かれているものは避けた方がよいでしょうシンプルな明朝体やゴシック体などが使われているあいうえお表が見やすくおすすめです。
文字の「とめ」や「はね」が分かるような書体なら、成長して文字を書くようになったときにも役立ちます。
子どもが小さいうちは、イラストや遊びなどの要素が強く入ったもの、成長してからは文字の書き方を覚えるために役立つもの、というように使い分けることも可能です。
貼る場所・素材で選ぶ
あいうえお表を選ぶとき、部屋のどこに貼るかをイメージすることが重要です。
家庭によって貼りやすい場所は異なりますが、あいうえお表の多くはリビング・子ども部屋・お風呂などに貼ることを想定して作られています。
例えば、子どもと一緒に遊びながら使いたい場合、玩具箱や絵本を入れてある本棚の近くの壁やホワイトボードなどに貼れるサイズのものを選ぶとよいでしょう。
ほかにも、子どもがおやつを食べる場所や歯磨きをする場所など、いろいろな場所が思い浮かぶはずです。
また、あいうえお表の素材も重要です。お風呂に貼るときは、耐水紙やビニール製の素材で作られているものを選びましょう。
ひらがな・カタカナ・英語など内容で選ぶ
あいうえお表にはひらがなだけでなく、カタカナやアルファベットのものもあります。学ばせたい内容から、目的に合ったあいうえお表を選ぶこともひとつの方法です。
ひらがなとカタカナが同時に学べるようになっているものもあるので、状況に応じて取り入れてみましょう。
例えば、ひとつの枠の中に大きくひらがなが書かれ、その下に小さくカタカナが入ったものや、それぞれ別々の表になっているものなどがあります。
幼児向けだけでなく小学校低学年向けの漢字を集めた表もあり、子どもの個性や成長に応じてステップアップしていけるものが多く見つかります。
デザインで選ぶ
あいうえお表のデザインを、貼りたい場所の雰囲気に合わせる方法もおすすめです。
子ども部屋にはより子ども向けのカラフルなデザインのもの、リビングにはナチュラルなデザインのもの、というように貼りたい場所にデザインを合わせられます。
子どもが好むキャラクターものやかわいらしいデザインのものだけでなく、シンプルな文字やナチュラルな色使いでイラストが書かれているタイプも人気です。インテリアにこだわりたい人は利用してはいかがでしょうか。
あいうえお表の使い方

あいうえお表を活用すると子どもが文字を覚えやすくなります。しかし、ただ貼っておくだけでは、そのうち見なくなってしまう可能性があるため要注意です。
あいうえお表の使い方が分かると子どもが使っている場面を想像しやすくなります。よりぴったりなものを探しやすいでしょう。
いざ、あいうえお表を使うことになったら、見るだけではなくできることをいろいろやってみることをおすすめします。子どもの文字への興味が高まるあいうえお表の使い方を知って、実践しましょう。
声に出して読む
あいうえお表を見ながら声に出す訓練は、文字への理解力を高めるよい方法です。文字を指さしながら読んであげると、音と形の関係を理解しやすいでしょう。
イラスト付きのものを使用する場合、「りんごはどれ?」というように問いかけ、上手に指させたら褒めてあげるといった使い方もできます。
慣れてきたら、文字あてゲームをしたりしりとり遊びに使用したりと、たくさんの使い方が見つかるはずです。
最初は文字を覚えることにこだわり過ぎず、文字への興味を高めるような使い方を心掛けた方が、楽しみながら学習できます。
書く練習をする
あいうえお表を活用し、文字の発音と形の関係を認識できるようになったら、書く練習にも使用できます。
文字を覚えたてのころは、いきなり紙にペンで書こうとしてもうまくいきません。あいうえお表に書かれた文字の上を指でなぞる練習をすれば、文字を書くよい練習になります。
将来、美しい文字を書くには正しい書き順を早いうちから学ぶにこしたことはありません。
最初は書くよりも読めるようになることが重要ですが、その先の段階も視野に入れて選ぶと「あいうえお表を買い足さないといけなくなった…」といった事態を防げます。最初から、書き順が記載されているものを選ぶとよいでしょう。
あいうえお表を貼るのにおすすめの場所

あいうえお表を貼る場所によって、子どもが興味を示す度合が変わる可能性があります。子どもが見づらい場所に貼ってしまうと存在自体を忘れてしまうこともあるため、貼る場所は重要です。
子どもにあいうえお表への興味を持たせたいときにおすすめの場所を紹介します。
子ども部屋
子ども部屋はあいうえお表を貼りやすい場所のひとつです。子ども部屋にいる時間が長い場合は、ほかの場所にあいうえお表を貼るよりも、文字を目にする機会が増えます。
日常の中で自然に目に入るようにするには、子どもがよく座る椅子の近くに貼ると効果的です。寝転んだとき目に入るように天井に貼る方法もあります。
子ども部屋に貼る場合、ポップなデザインや思いきりカラフルなデザインでも部屋の雰囲気にマッチすれば問題ありません。子どもの好みを優先してお気に入りの1枚を選びましょう。
自分の部屋にあいうえお表が貼ってあることで、自室で学習する癖をつけることにもつながるかもしれません。
トイレやお風呂
トイレやお風呂は、使用するときに自然にあいうえお表を眺める習慣がつきやすい場所です。気持ちを切り替えて学習できるので、リビングや子ども部屋では集中して学習できない子どもにおすすめです。
トイレに貼るときは、便器に座ったときに視線が向きやすいドアの裏に貼るとよいでしょう。トイレに入っている時間はそれほど長くないため、集中力を切らさずに済むはずです。
お風呂で使うときは、水がかかる環境でも使えるビニール製のものを選びます。濡らすと絵や文字が浮かぶ仕掛けのものや、水で濡らすだけでお風呂場の壁に貼り付くものなど、様々なタイプから選べます。
お風呂で大活躍のあいうえお表

お風呂はあいうえお表で文字に親しむためにおすすめの場所です。1回の入浴で1文字というように短時間で文字を学べるため、子どもの集中力をキープできます。
退屈せずに文字に親しむには、親子でコミュニケーションをとりながら、楽しく学べるあいうえお表を選ぶことが重要です。お風呂で使用するときにおすすめのあいうえお表をチェックしましょう。
お湯で正解確認「こたえがでてくる! おふろでスタディ ひらがな」
こちらのあいうえお表は、親子で一緒にお風呂で遊びながら文字を覚えさせたい人にぴったりの商品です。
文字の横に描かれているかわいいイラストをヒントにものの名前を言ったり、書き順に従って指でなぞったりと、文字に対する子どもの好奇心を満たせます。
シートにお湯をかけると絵に対応した文字が浮かぶ仕組みになっていて、クイズ感覚で文字に親しめます。シートが冷えたり水をかけたりすれば元に戻るため、繰り返し遊べるところもポイントです。
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書き順も学べる「ひらがな でんしゃ あいうえお おふろでみよう!」
「ひらがな でんしゃ あいうえお おふろでみよう!」は、文字の上のレールを電車が走っているユニークなデザインが特徴です。電車が走る方向で書き順を表しているため、自然に指でなぞりながら書き順を学べる仕掛けになっています。
表の下部に描かれた様々な電車のイラストを利用して、電車の名前当てクイズをすることもできます。文字への関心がまだ薄い時期からでも活用しやすいでしょう。電車が好きな子どもなら、きっと興味を持ってくれるはずです。
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子どもが喜ぶキャラもののあいうえお表

子どもに興味を持ってもらうには、子どもが好きなキャラクターを取り入れたデザインのあいうえお表が鉄板です。かわいいキャラクターがデザインされたあいうえお表をチェックしましょう。
サンリオの仲間が大集合「おふろでピタッと あいうえお」
たくさんのサンリオの人気キャラクターたちがデザインされています。キャラクターが描かれているだけでなく、キャラクターの名前あて遊びをしながら文字を覚えられるところが魅力です。
キャラクターのイラストが描かれたマグネットを、表にペタッと貼り付けて遊べます。イラストだけでなくキャラクター名がひらがなとアルファベットが書かれており、日本語を学びながら英語にも親しめるのも人気の理由です。
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おさるのジョージとお勉強 あいうえおひょう
絵本の名作としてお馴染みの「おさるのジョージ」に登場するキャラクターが使われているあいうえお表です。ひらがな・カタカナ・アルファベットに加え、アラビア数字の読み方も載っており、文字と数字の読み方を学べます。
それぞれの文字に対してシチュエーションにマッチした、素朴で愛嬌のあるジョージのイラストが描かれているところも魅力です。
みんな大好きアンパンマン「おふろでピタッと!あいうえお教室」
「おふろでピタッと!あいうえお教室」は、子どもに絶大な人気を誇るキャラクターのひとつ、アンパンマンとその仲間たちのイラストをふんだんに使用したあいうえお表です。
キャラクターの名前とイラストが描かれたマグネットを、表に貼り付けて遊びながら文字を学べます。「このキャラクターは誰?」と、問いかけて一緒に遊べば、スムーズに文字を覚えてくれそうです。
・Amazon:アガツマ アンパンマン おふろでピタッと!あいうえお教室
インテリアに馴染むシンプルなあいうえお表

あいうえお表は子どもが使うアイテムだけに、かわいらしいデザインのものやカラフルで目を引くデザインのものが多いですが、中にはシンプルなものもあります。
あいうえお表としての機能を持ちつつデザイン性も高いアイテムを選ぶと、インテリアに調和します。インテリアに馴染む、シンプルなあいうえお表をまとめました。
かわいいイラスト付き「アンシャンテのひらがなひょう」
こちらは、水彩画のような優しいタッチのイラストが描かれたあいうえお表です。
全体的に穏やかな色合いで存在感が強過ぎず、リビングや和室などに貼っておいても違和感を感じにくいデザインになっています。さりげなく角丸加工されているところも、ナチュラルに見えるポイントです。
水に強い素材でできているので、お風呂の壁にも貼れます。
無印良品らしいすっきりデザイン「おふろポスター」
シンプルなインテリアが好きな人におすすめな、すっきりとしたデザインのあいうえお表です。無駄を省いたデザインとなっていて、アートのような感覚で貼って楽しめるでしょう。
素材は丈夫で破れにくいストーンペーパーを採用しています。文字の下に手書き風のかわいいイラストが添えられており、文字が読めない子どもでも興味を示してくれそうです。
うれしい 6枚セット「アカオニ あいうえお表」
アカオニのあいうえお表は、限りなくシンプルなデザインのものを探している人におすすめです。濁音・半濁音・カタカナ・アルファベット・アラビア数字などの表が6枚セットになっています。
それぞれに文字のレイアウトや背景のデザインは違いますが、自然や気象をモチーフにしたナチュラルな雰囲気で統一されています。並べて貼ってもゴチャゴチャとした見た目になりません。
ひらがなは子ども部屋、カタカナはリビングというように、部屋ごとに違うものを貼れば気分を切り替えながら使えます。
名前通りのデザイン「リビングに貼ってもいいと思える あいうえお表」
「リビングに貼ってもいいと思える あいうえお表」という名前の通り、インテリア性が高いデザインが魅力のあいうえお表です。過剰な装飾がなくカラフル過ぎないため、室内の雰囲気を乱さずに貼っておけます。
よく見ると、親子の動物同士が隣り合っていたり、肉食獣が草食獣を狙っていたりと、遊び心のあるデザインが取り入れられています。子どもと一緒に楽しめる工夫がされているところも見逃せません。
額に入れて展示するとアートポスターのようにも見え、子どもが成長して使い終わった後もそのまま飾っておきたくなりそうです。
・Amazon:mohridesign リビングに貼ってもいいと思える あいうえお表
まとめ
あいうえお表は子どもが文字を学習するときに役立つグッズで、文字の形を覚えてほしいときだけでなく文字への関心を高めたいときに役立ちます。
子どもが文字に興味を持ちだす時期には個人差があるため、メーカーの対象年齢を参考にしつつ、子どもが見やすいものを選んであげましょう。
少しでも興味を持てるキャラクターが描かれたものなどを使用したり、インテリアを邪魔しないデザインや素材のあいうえお表を使用したり、選び方は様々です。