幼稚園用の上履きを選ぶときのポイント

足の形や大きさは子どもによって異なりますが、履き心地のよい上履きの条件は共通しています。上履きを購入する際は、次の点に注目してみましょう。
かかとはピッタリと収まるのがベスト
まずは、上履きを履かせたときに「かかとの部分がフィットしているか」をチェックします。
かかと部分がパカパカと浮いていると、歩きにくい・転びやすいなどの問題が出てきてしまいます。
歩いたときに、かかとがしっかりとフィットしている商品を選びましょう。
つま先は少しのゆとりを
子どもの足の指はやわらかいため、締め付けないようにすることも大切です。「つま先に余裕がある上履き」で、子どもの足の動きを妨げないようにしましょう。
指の付け根の部分が柔軟に曲がれば、歩いたりしゃがんだりしたときに足が痛くなることもなく、足がスムーズに動かせます。
日本の多くのメーカーは、表記しているサイズに加えて、「遊び」(=余裕)を確保しています。しかし、遊びの幅はメーカーによって異なりますし、遊びのないメーカーもあります。
そのため、実際に履いて、つま先のゆとりがどの程度あるのかもチェックすることが大切です。
足に合わない上履きはトラブルのもとに
このようなフィット感のチェックを行わず、きつすぎたり、大きすぎたりする上履きを履いていると、様々なトラブルの原因になります。
歩きにくい靴では姿勢が不自然になるだけでなく、子どもも動きにくい状態です。
「この年齢はこのサイズ」「すぐに小さくなるから大きめのサイズを」と短絡的に考えるのではなく、きちんと試し履きをさせることが大切です。
子どもの足の大きさはもちろん、かかとのフィット感・つま先のゆとりもチェックして、足にしっかりとフィットする商品を選びましょう。
幼稚園児の成長は早い

幼稚園に通う時期の子どもは、とても成長が早いため、上履きがすぐに合わなくなってしまいます。子どもが快適に活動できるよう、替え時の目安を確認していきましょう。
数カ月おきにフィット感をチェック
数カ月おきに足のサイズを測り、上履きの履き心地をチェックしましょう。
上履きのかかとを踏んでいる、つま先部分が破れているなどの場合は、サイズと足が合っていない可能性が高い状態です。
洗濯に持ち帰ったときなど、自宅で子どもに上履きを履いてもらい、しっかりとフィット感を確認しましょう。
また、足の大きさは自宅でも測れますが、より確実に測りたいなら、お店で専門のスタッフに測ってもらうのがベストです。
汚れてきたら買い替えを検討
サイズが合っていても、上履きの汚れが目立つようになったら買い替え時です。
長く履き続けていると、黒ずみや汗による黄ばみなどが出てきます。上履きは毎日洗うことはないので、なかなか汚れが落ちないということもあるでしょう。
上履きの汚れは、子どもが幼稚園生活を満喫している証でもあります。汚れが落ちない場合は割り切って、新しいものに買い替えましょう。
上履きをキレイに保つ方法

ある程度の汚れは仕方ないものの、「できるだけキレイに洗いたい」と思うのが親の心情です。ここでは、上履きを清潔な状態に維持するコツを解説します。
洗濯機で丸洗いOK
上履きの素材は、ゴム部分を除けば、あとは布で作られている商品がほとんどです。そのため、洗濯機で丸洗いしてもさほど問題はありません。
「形が崩れないか心配」という人は、クッション性の高いシューズ用の洗濯ネットを使用しましょう。
しかし、洗濯機で洗うだけでは、上履きの黒ずみや黄ばみはなかなか落ちません。洗濯機に入れる前に、あらかじめシューズ用のクリーナーやつけ置き洗剤で汚れを落としておくと、よりキレイになります。
洗う頻度は週1がおすすめ
上履きを洗う頻度は、週に1度程度が目安です。
上履きには黒ずみや汗、砂や泥が付着しているので、洗わないまま放置するのは避けましょう。
洗い忘れが続くと、汚れが落ちにくくなったり、臭いがきつくなったりします。週に1回は手洗い、もしくは洗濯機洗いをして、上履きを清潔に保ちましょう。
汚れが付きにくい工夫もしよう
上履きを新しく買い替えたときは、汚れが付きにくいように対策しておくのもよいでしょう。
手軽にできる対策のひとつが、「防水スプレー」です。防水スプレーの撥水効果が汚れを付きにくくする効果が期待できます。
また、「ベビーパウダー」を使用する裏技もおすすめです。布地の目に入るよう、軽く付けておけば、汚れが付きにくくなります。あまり付けすぎると滑りやすくなってしまうので、あくまで軽く付けるようにしましょう。
まとめ
子ども用の上履きを選ぶ際は、子どもに試し履きをしてもらうこと・間近で履き心地をチェックすることがポイントです。汚れを落とす方法も参考にして、サイズに合った上履きをキレイな状態で履き、幼稚園での生活を楽しみましょう。