靴下収納は立てるが基本。見た目もすっきり気持ちよいアイデア13選

第32回 暮らしの便利グッズで家事を楽しく!
靴下はひと目でわかるように、立てて収納するのがおすすめです。衣装ケースに仕切りを作れば整理整頓しやすく、見た目も美しくなります。靴下の長さ別収納アイデアと身近なアイテムを使ったワザあり収納、各メーカーの優秀な収納アイテムを紹介しましょう。

「靴下がない」のストレスから解放されよう

靴下は、整理整頓がしにくい衣類のひとつです。ペアでそろえていたのにいつの間にか片方どこかにいってしまったり、かさばって衣装ケースのなかがぐちゃぐちゃになってしまったりします。

何度も家族から「靴下どこ?」と毎日のように聞かれては、ママもストレスがたまってしまうでしょう。靴下をきちんと管理するためには、どのように収納を工夫すればよいのでしょうか?

見やすい立てる収納で散らかりを防ぐ

靴下は上から積み重ねて収納すると取り出しにくくなり、ペアの片方を見失う原因になります。靴下の収納は、本棚のように「立てて」並べることがコツです。色や柄が見やすくなり、履きたい靴下を簡単に見つけられるようになります。

取り出しやすくなれば、靴下の並びを乱すこともありません。衣装ケース内の見た目も、きれいに保たれます。

取り出す際はまっすぐ立てて並べたものを上に引き抜くようにすれば、ほかの靴下が巻き込まれて引っ張り出されてしまうことも防げます。

「くつ下洗いの三兄弟」で干してから収納

100均の「キャンドゥ(Can Do)」にある「くつ下洗いの三兄弟」は、洗濯前の靴下に使います。洗濯ばさみに似ており、つまみの部分に可動式の丸いリングが付いた形状です。はさみの部分で左右の靴下を挟み、リングを定位置にセットします。

洗濯機に入れれば、片方だけ見失うこともなくなるでしょう。洗濯終了後は、洗濯ばさみでリングの部分を留めてそのまま干せます。

乾かした後にわざわざペアを探してそろえる手間が省けるため、洗濯の時短にもつながるでしょう。洗濯機に入れるときには、ほかの衣類を傷つけないようにネットに入れることをおすすめします。洗濯中に、靴下が外れてしまうことも防げるでしょう。

普通丈ソックスの収納アイデア

靴下には、様々なタイプがあります。たたみ方や収納の仕方も、それぞれ変えるのが自然です。

長いソックスはかさばりがちで、短いソックスは小さいため収納を工夫しなければすぐに紛失してしまいます。まずは、本数が多いであろう「普通丈ソックス」の収納方法をチェックしましょう。

美しい四角にするたたみ方

靴下は「ペアでまとめておくこと」が、散らばらないための基本です。たたみ方はいくつかありますが、簡単にできるかが重要なポイントでしょう。

ペアで重ねた靴下をかかと部分で折りたたみ、片方のゴム口に端を入れ込んで固定する方法なら、形がくずれずに四角形のまま収納できます。

より四角く、かさばらない状態でたたむ方法もおすすめです。靴下を中央でクロスさせます。下側の靴下の両端を、上側の靴下にかぶせるように折りたたみましょう。

もう一方の靴下も同じように両端を折りたたみます。裏返してはみ出たゴム口を内側に折り込めば完成です。平たくたためるうえ、柄が正面に出るため見た目も美しくなります。

かごや仕切りケースへ

衣装ケースにかごや仕切りケースを活用した「細かい仕切り」を作ることで、靴下などの小物が収納しやすくなります。

100均で販売されている「収納用の仕切りケース」を衣装ケースのなかに入れて使うと、小さな収納スペースをいくつも作れて便利です。

ちょっとした文房具を入れる「メッシュボックス」は靴下の収納スペースづくりに役立つうえ、通気性もよくなります。衣類に穴をあける害虫は湿気のある環境を好むため、虫食いが心配な人にはおすすめです。

くるぶしソックスの収納方法

小さな「くるぶしソックス」は、洗濯時になくなったり衣装ケースのなかで隅に追いやられたりしがちです。

収納時には、ペアをひとまとめにして決まった場所に保管しておく工夫が必要になります。くるぶしソックスの便利な収納方法をチェックしておきましょう。

靴下専用ハンガーですっきりスリムに

くるぶしソックスを整理整頓できている人のなかには、折りたたむのではなく「靴下専用ハンガー」に引っ掛けて収納している場合もあります。

靴下ハンガーは、インソールのような形状です。くるぶしソックスをかぶせるようにして使うため、平べったい状態で収納できます。

そのまま衣装ケースの収納スペースにすき間なく立てて入れていけば、省スペースにもなるでしょう。ペアにしてひとまとめにしておけば、取り出してすぐに履けて便利です。

パンプスソックスハンガーで時短収納

100均の「ダイソー(DAISO)」では、くるぶしソックス専用の「パンプスソックスハンガー」というアイテムが販売されています。プラスチック製のインソールのようなものに、洗濯用のフックが付いているのが特徴です。

使用済のくるぶしソックスを1枚ずつかぶせて、ネットに入れて洗濯機で洗います。そのまま物干し竿などに引っ掛けて干しましょう。

乾いたら、靴下をハンガーに引っ掛けたままペアを重ねて1足分にまとめます。衣装ケースに収納するときにペアがバラバラになることなく、折りたたむ手間もありません。時短したいママにとって、便利なアイテムです。

真似したい収納アイデアはほかにも

収納専用のアイテムをわざわざ購入しなくても、身の回りにあるものを応用するだけで簡単に実践できる収納アイデアがたくさんあります。「手間もお金もかからないなら真似してみたい」と思うママも多いのではないでしょうか?

すぐにでもできる手軽な収納アイデアに絞って、いくつか紹介します。靴下収納に悩まされている人は、ぜひチェックしてみましょう。

紙コップやプラカップに入れる

ピクニックや子ども会などに使ったきり、たくさんの使わなかった「紙コップ」が余ってしまっている家庭も多いでしょう。衣装ケースの引き出しのなかに紙コップを立てて並べれば、靴下を入れるための収納スペースになります。

靴下をロール状に丸めて入れるだけの手軽さと、必要なときには紙コップごと取り出せる利便性が魅力です。

より見やすく収納したいなら「プラカップ」を使うとよいでしょう。コップの部分が透けて見えるため、小さなくるぶしソックスなどもひと目で見つかります。

ズボラさんも続けられる吊るす収納

衣装ケースに収納するのが面倒なズボラさんには「吊るす収納」がおすすめです。ピンチハンガーにかけてクローゼットに吊るしておけば、必要なときにすぐ取り外して使えます。

夏用・冬用やロングソックス・くるぶしソックスなどをジャンル別に分けておけば、ますます便利です。クローゼットのなかにスペースがなければ「突っ張り棒」で新たに吊るし収納が可能なスペースをつくりましょう。

クローゼットに元々付いているポールの手前か奥に平行になるように突っ張り棒を付ければ、収納力が倍になります。カーテンクリップをピンチとして代用すれば、靴下を大量に吊るすことも可能です。

布で目隠しするのもよいですが、おしゃれな柄や色をそろえられるならあえて「見せる収納」をするのもおすすめです。

タイツはファスナー付き袋に入れてラベリング

タイツやストッキングも、靴下と同様に収納に悩まされがちです。かさばるうえにカラーやデニールがぱっと見では見分けにくく、衣装ケースのなかで混ざりあってしまいます。

「ビニールの小さなファスナー付き袋」に入れて、ラベリングしておく方法がおすすめです。タイツやストッキングを収納し、色や柄・デニール数・仕事用か普段使い用かなどの情報を書き込みます。

手に取ったときにすぐに目当てのタイツ・ストッキングかどうかがわかるため、身支度の時短になるでしょう。

ウォールポケットは子どもも探しやすい

壁に引っ掛けて使う「ウォールポケット」は、靴下収納にもぴったりです。布製やプラスチック製のものが主流で、エプロンのポケットのように上から取り出しできるポケットが複数付いています。

横長のポケットが縦に数段付いたものや、大小様々なポケットが付けられたものなど、デザインは様々です。靴下収納の場合、同じ大きさのポケットがマス目のように並んだものを選ぶとすっきりしてみえます。

ビニール製の透明なポケットが付いているものであれば、必要な靴下が一目瞭然です。背の低い子どもでも、わざわざのぞきこむ必要がなくストレスなく探せるでしょう。

ただポケットに入れるだけのため、子どもに洗濯ものの収納をお手伝いしてもらうときも面倒くさがらずやってくれます。

優秀アイテムで上手に仕切って収納しよう

家具・雑貨メーカーからは、工夫をこらした収納アイテムが販売されています。「自分で手作りの収納を作るのもよいけれど、すでにできあがっている収納アイテムも気になる」というママのために、おすすめの商品を三つピックアップしました。

種類別に分けられる IKEA「スクッブ ボックス 仕切り付き」

人気の家具ブランドである「イケア(IKEA)」には、靴下をはじめハンカチや下着など小さな衣類を入れるのに使える便利な「スクッブボックス」があります。

内側には最初から大小異なる仕切りがあり、インナーや小物類をひとまとめに収納したいときに活躍するでしょう。

衣装ケースのなかに入れて使うのもよいですが、棚に置いて引き出しのように使ったり吊り下げボックスと組み合わせて、クローゼットで使ったりするのもおすすめです。

・IKEA:スクッブ ボックス 仕切り付き

蜂の巣状で引き出しにフィット「ハニカム パーティション」

衣装ケースを隅々まで無駄なく使いたいなら「ハニカム パーティション」はいかがでしょうか?その名の通り、蜂の巣のような六角形の仕切りがすき間なく連なっています。収納ケースにセットした際に、デッドスペースが生まれません。

靴下をロール状にして、マス目のなかに上から押し込むだけで収納できる手軽さが魅力です。六角形の仕切り同士は、スナップの留め外しだけで自由に形態を変えられます。

衣装ケースのサイズや靴下の量に合わせて仕切り数を調節できるため、長く使えるでしょう。留め方を工夫すれば、引き出しの角まであますことなく活用可能です。

・楽天:ハニカム パーティション

クローゼットのすき間に 無印良品「ポリプロピレンケース 仕切付」

シンプルな家具が人気を集める「無印良品」は収納グッズも豊富ですが、靴下収納を考えるなら「ポリプロピレンケース 仕切付」がおすすめです。

よくある半透明のプラスチックではなく、ホワイトグレーの顔料で着色されている商品であるため、ほかの家具と並べても悪目立ちしません。

引き出しは左右2列あり、それぞれ小物を入れるための仕切りが付いています。浅型で中身が見やすく、取り出しやすいのが特徴です。クローゼットの「吊るす収納」の下にケースを数段重ねれば、デッドスペースを効果的に使えます。

・MUJI:ポリプロピレンケース 仕切付

まとめ

靴下が多い家庭ほど、片方が入れ替わったりなくなったりして悩まされることが多いでしょう。たたみ方や収納の仕方を少し工夫するだけで、劇的に整理整頓しやすくなります。

収納アイデアを上手に取り入れて、ママも家族もストレスのない靴下収納をめざしましょう。