【行ったらで開業してなかった など】海外旅行のホテルに関するトラブルエピソード

第807回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
東京の旅行代理店「てるみくらぶ」が負債151億円を負い、東京地裁に破産を申請したことが話題となっています。3月24日ごろから、主催するツアーで航空券が発券できなくなるなどのトラブルが相次ぎ、海外旅行から帰国できない人も表れました。

知らない土地から帰れなくなるとなっては、なんとも心細い話。こんなことってあるものなのか、旅行に関するトラブル事例をネット上で調べてみると、スリやひったくりなど治安にまつわるものの他、停電・水が出ないなど、国のインフラに関する問題、遅延やロストバゲッジなど飛行機や空港に関する問題など、様々なトラブルが…。そして中にはこんなトラブル事例もありました。ネット上の意見や私の経験もふまえて、いくつか事例をご紹介。

【行ったらで開業してなかった など】海外旅行のホテルに関するトラブルエピソード

●海外旅行にまつわるホテルのエピソードは山ほど…

宿泊先のホテルに着いたのは夜遅い時間。チェックインを済まそうとホテルに向かうと、なぜかホテルが真っ暗。そして、ホテルのエントランスには「CLOSE」の文字が。日本と異なり、急なストライキや営業停止があるのも海外ならでは。しかし、チェックインが夜だったら…肝が冷えますよね。

ちなみに、ホテルが“あったら”まだよい方かもしれません。元旅行代理店に勤めていた友ママは、過去に添乗員をしていた際、旅先についたらホテルがまだ工事中だったことがあったのだとか。今では事前に営業状態を確認してからツアーを組むでしょうが、当時はもう少し時代が緩かったのかも知れませんと友ママ。一緒に同行した旅客と一緒に、皆工事中のホテルを前に茫然としたそうです。

最後に私の経験。スペインのホテルに宿泊した際。夜3時にごろに、「ドーン!」と大きな音が。廊下を覗いてみると、屈強な男性が斜め向かいの部屋のドアの扉に向かって何度も体当たりをしており、どうしたのかと聞いてみると「金を貸したのに返しやしねえ!殺してやる!」…と。 無事ホテルが取れていても安心できないことも!

海外旅行慣れしている人は、トラブルにも慣れていることがおおく、こうしたトラブルもハプニングとして楽しめる人もいるようですが、やっぱり安心して宿泊したいものですよね。

●海外旅行でホテル予約が取れていなかった件数増加中

独立行政法人国民生活センターの2016年9月1日公表によると、ネット予約でホテルに行ったら予約が取れていなかったという事例が近年増加傾向にあるといいます。具体的には、2011年は836件だったものが2015年には1669件へ。2014年は1115件だったものがわずか1年で急増しており、ひょっとするとネットがパソコン中心からスマートフォンへに移行したことなども関係しているのかも…。自分の予約がきちんととれているか、不安な人は渡航前に改めて宿泊先に確認すると良いかもしれません。
(文・渡航坂ゆみ/考務店)