当たり屋とは?狙いや手口、警戒すべき特徴を解説

当たり屋とは?狙いや手口、警戒すべき特徴を解説

「当たり屋」に巻き込まれたら、どのように対処すべきなのでしょう。

今回は、  

当たり屋との遭遇時における適切な対処法

について説明します。

交通事故の加害者について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

弁護士相談に不安がある方!こちらをご覧ください。

1、当たり屋の手口には特徴がある

まずは、当たり屋の手口にどのようなものがあるのか、見ておきましょう。

(1)交差点をまがったときに接触

まず、交差点を曲がったときに不意に現れてぶつかってくる当たり屋がいます。

車のスピードが遅くなったところを狙っていきなり歩行者が現れたら要注意です。

(2)狭い道を減速しながら走っているときに接触

車が狭い道をゆっくり走っているときに、いきなり歩行者が出てきて接触してくる当たり屋のパターンがあります。

(3)ブレーキランプをつけずに急停車する

相手が車でも当たり屋である可能性があります。前方の車がブレーキランプを付けずに急停車して、こちらが衝突するように仕向けるパターンです。

(4)山口・関西ナンバーは当たり屋の可能性が高い?!

なお、かつて東日本大震災の後、被災地を中心に「山口」ナンバーや「関西」ナンバーの車に当たり屋が多いと言われることがありますが、実際には特にそういった傾向はありません。

2、最新の当たり屋は自転車や歩きスマホもターゲットにする

次に、最近特に増えている当たり屋のパターンをご紹介します。

(1)自転車事故の手口

1つは自転車事故です。

最近では自転車保険に加入している自転車が増えていることから、保険金目当てに自転車に接触して事故を装う歩行者の当たり屋が増えています。

(2)歩きスマホによる事故の手口

次に歩きスマホの問題があります。

歩きスマホしていると、当たり屋(歩行者)が接触してきて転倒して怪我をしたりするのです。

「あなたが歩きスマホしているから事故が起こった」

と主張して慰謝料や治療費等を請求してきます。

(3)女性が運転する車をターゲットにするケースも

女性ならあまり強く言い返さないだろうという考えのもと、女性ドライバーの運転する車を狙った当たり屋も多いです。

(4)後続車の接触を誘う

急に減速して後続車の接触(追突事故)を誘発させようとする当たり屋も、相変わらず多いです。

(5)通過する車のサイドミラーにわざと接触

車とすれ違う際などに、対抗して走ってきたサイドミラーにわざと接触して交通事故を装う歩行者の当たり屋もいます。

(6)バックをしている車に接触

わざと車の後ろに回り込んで死角を狙い、車に接触されて交通事故を装う歩行者の当たり屋のパターンもあります。

以上のように、当たり屋のパターンは、自転車事故を中心として非常にバラエティー豊かになっています。

交通事故を起こして人をはねたら通常「自分が悪い」と思ってしまいますが、事故の状況が不自然な場合、一度立ち止まってよく考えてみた方が良いかも知れません。

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