3、夫にイライラしてしまう妻のリアルな声
ここからは、実際の女性の体験談をもとに、さらにリアルな「夫へのイライラ」エピソードをご紹介していきます。
(1)専業主婦でもやっぱり理不尽
専業主婦として2人の子供(3歳・9ヶ月)を育てるSさんは、24時間休む暇もなく家事育児に追われています。
共働きではないので、夫が家事育児を手伝ってくれないことに関してはある程度納得しているのですが、それでも仕事をするのは会社にいる間だけで、家に帰ってくればゆっくりくつろぐ時間がある夫に対して、どうしても「私はずっと働き続けているのに…」という思いが拭えません。
また、Sさんが子供を寝かしつけて、ようやく夫婦の時間を持てると思った頃には夫はちょうどソファでうたた寝タイム。
最近ではそのまま本格的に寝てしまうことも多いので、夫婦の会話もほとんどない状態です。
寂しい気持ちを夫に伝えてみても軽くあしらわれるだけで、聞く耳を持ってくれない夫に対してつい小言が多くなってしまうSさん。
本当はもっと優しく穏やかな妻・母でいたいのに…と、理想の自分とギャップのある現状に対してもイライラしてしまいます。
参考:YOMIURI ONLINE 発言小町
(2)キレやすい夫にうんざり
Tさんの夫は非常に短気で、少しでも自分の思い通りにならないことがあるとすぐにキレます。
周りの状況などもお構いなしなので、Tさんの家族や知人の前でもあからさまに不機嫌になり、その場の空気も悪くなってTさんはハラハラしっぱなしです。
しかも、夫がキレるきっかけはどれも「そんなことで?」と驚いてしまうほど些細なことばかり。
娘と家族3人で飛行機に乗ったときにも、搭乗口で娘が立ち止まり「見て見て!飛行機!」と嬉しそうに指さしていただけで「黙れ!早く進めよ!」と苛立ちをぶつける始末で、子供にも悪影響なのではないかと正直心配です。
今では「これを言ったらまたキレるのかな」と考えるだけで憂鬱になり、そうやって夫の怖い言動を先回りして気を使いながら生活しなければならないことにも腹立たしさを覚えているTさん。
話し合いをしたくても「俺は悪くない」の一点張りになることが目に見えているので、もはやその気力もなく別居を希望しています。
参考 井戸端会議
4、夫にイライラする人としない人の違い
ここまで見てきたように、夫へのイライラを抱えている女性は決して珍しくはないものの、世の中にはそこまで夫にイライラせず穏やかな気持ちで結婚生活を送ることができている女性も確かに存在しています。
この両者の違いは、一体どこにあるのでしょうか。
「夫にイライラしない人は、それだけ本人が我慢強いか夫に特に問題がないかのどちらかでしょ?」と思われている方も多いかもしれませんが、実は夫にあまりイライラしない女性の最大の特徴は「夫が嫌い」であることを正直に認めている点に尽きます。
夫になぜイライラしてしまうのかを突き詰めて考えていくと、そこには必ず結婚生活への希望や期待があり、「自分が選んだ人ときちんと円満な家庭を築きたい」「夫婦はお互いに好き同士であるべき」という理想があるからこそ、それに反した感情を抱いてしまう状況に対してストレスを感じてしまうのです。
誰しも自分の選択は間違っていなかったと思いたいものですし、夫を「嫌い」と認めることには罪悪感を覚えるでしょう。
しかし、1度嫌いであると認めてしまえば夫となるべく関わらないようにすることにも自分の中で正当な理由ができ、妻としての役割を無理に果たそうとするストレスからも解放されます。
「夫としては嫌いだけど、人間としては好き」と考えを改めることができるパターンもありますので、ぜひみなさんもこの機会に自分の気持ちと向き合ってみてください。
配信: LEGAL MALL