「鶏むね肉がガチでフライドポテトみたいにバカ食えます」と、好奇心をそそるコメントをつぶやいたのは、料理研究家のリュウジさん。淡白な味で、加熱すると硬くなりがちなあの鶏むね肉が、フライドポテトのようにバクバク食べられるなんて…ホントかよ!?(笑)ちょっと疑いつつレシピを見ると、やわらかく仕上げるコツをリュウジさんがいくつも披露していて、これは期待出来るかも♡さっそく作ってみることに♪
【リュウジレシピ】粉を叩いた後に肉をアレにくぐらせると…洪水のような肉汁が♡「肉汁爆弾唐揚げ」に挑戦
リュウジさんの「スティック鶏むね肉」の材料と作り方
【材料】2~3人分
鶏むね肉…350g
片栗粉…小さじ2
鶏ガラスープの素(顆粒)…小さじ2
オイスターソース…小さじ1
酒…大さじ1
にんにく…1かけ
黒こしょう…適量
サラダ油…適量
◆衣
片栗粉…適量
【作り方】
1. 鶏むね肉の両面をフォークでブスブス刺します。
味が染み込みやすくなり、やわらかくもなるそうです。
分厚いところには、包丁で切り込みを2本ほど入れ、ラップをかぶせます。皮は取っても取らなくてもどちらでもOK。わたしは皮が苦手なので、取り除くことに。
切り込みを深く入れすぎましたが、後ほどカットするので、まぁOK。
2. 1をビンなどで叩き、薄く伸ばします。叩くことで鶏肉の繊維がほどよく断たれ、加熱してもやわらかく仕上がるそうです。
今回は、麺棒で叩くことに。
リュウジさんは、鶏むね肉が1.5倍くらいのサイズになるまで叩いていました。
3. 2をスティック状に切ります。スティック状にすることで火が通りやすくなり、味も染み込みやすくなるとのこと。
4. ボウルに3を入れ、片栗粉、鶏ガラスープの素、オイスターソース、酒、すりおろしたにんにく、黒こしょうを入れてよく揉み込みます。
今回は洗い物を少しでも減らすため、ボウルではなく、ポリ袋で混ぜることに。
よく調味料を揉み込めば、漬け込まずそのまま揚げてもOKとのこと。漬け込む場合は、10~15分漬け込めばいいそうです。
今回は1分ほどモミモミしてから、15分漬け込むことにしました。
5. フライパンにサラダ油を底から1cmほど入れ、強めの中火で熱します。
油がしっかり温まったら片栗粉をまぶした4を入れ、揚げます。油がしっかり熱くなってから入れるのがポイント。低温の状態で鶏肉を入れると、油を吸いすぎて、おいしくなくなるそうです。
油の温度は言っていなかったので、180℃くらいに熱してから鶏肉を入れました。
途中でひっくり返し、こんがり揚げます。
6. 鶏肉に火が通り、こんがり揚がったら取り出し、油を切ります。
鶏肉は細く切ってあるので、3~4分で揚がりました。この“短時間で揚げる”ところも、鶏むね肉がやわらかく仕上がるポイントとのこと。
7. 6をお皿に盛り付け、仕上げに塩と黒こしょう(各分量外)をかけ、味変用にレモンのくし切り(分量外)を1個添えて出来上がり。
リュウジさんは味の素「アジシオ」を振りかけていたので、わたしもアジシオを振りかけることに。また、レモンは市販のレモン汁で代用。彩りにパセリ(分量外)を添えました。
調理時間は、鶏肉を調味料で漬け込む時間を除いて10分。特に難しい工程もなく、簡単に出来ました。
では、いただきます!
やわらかっ。鶏むね肉はパサつかず、ふっくらとやわらかい。香ばしくさっくり揚がった衣といいバランスです。
鶏むね肉と聞くと、味が染み込みにくいイメージが。けれど、フォークでブスブスと刺し、麺棒で叩いた後、細長いスティック状に切り、調味料を揉み込む。以上4つの“味染み染み作戦”を実行したことで、見事に味もしっかりつき、旨味もあっておいしいです。
味がしっかりついていることに加え、鶏もも肉のように脂っぽさがなく、さっぱりした鶏むね肉だからこそ、飽きることなくバクバク食べられます。「フライドポテトみたいにバカ食えます」とリュウジさんが言うのも納得。
また、細長いスティック状に切ったことで、淡白な味の鶏むね肉と調味料のバランスが、濃すぎず、薄すぎず、ちょうどよく感じるのかなと思います。
味変でレモン汁をかけて食べてみると、唐揚げにレモンを絞って食べるのと同じ感じ(笑)。もちろん、さっぱりしておいしいです。
リュウジさんの「スティック鶏むね肉」は、淡白でパサつきがちな鶏むね肉を、旨味のあるやわらかい唐揚げにするレシピでした。フォークでブスブス刺し、麺棒で叩き、細長いスティック状に切り、短時間でサッと揚げる!それが、鶏むね肉をふっくらやわらかに仕上げるポイントのようです。リュウジさんの技が光る「スティック鶏むね肉」、作ってみてはいかがでしょう。
配信: あたらしい日日
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