増加中?実は自分が一番の敵だったと考えてしまう「エネme」とは

第873回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
日本最大のインターネット掲示板「2ちゃんねる」。その利用者が使い始めた言葉で、自分を自分で苦しめてしまう人のことを「エネme」を知っていますか? このエネmeに悩まされている人は意外に多いようで、様々な悩みや相談がインターネット上でみることができます。

●無意識に自分を苦しめるエネmeとは

エネmeとは、「エネミー(敵)」と「ミー(自分)」を合わせて作った造語。自分で自分の不幸に気付いていなかったり、無意識に自分の意識や感情を抑制していたりする状態で、「無意識に自分で自分を苦しめ、結果的に、真のエネミー(敵)は自分だった」という意味なのだそう。

例えば、姑のしつような“嫁イビリ”。そして、家事や育児に非協力的な夫。そんな劣悪とも言える環境でも、「私が我慢するしかない」と、長い間自分の感情にフタをしていませんか? その状態も、一種のエネme状態のようです。

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●エネmeから脱出するには?

インターネット上にある、様々な“元”エネmeだった人の体験談を調べていくと、エネmeから脱出する術が見えてきました。

それは、自分はエネmeなのだと「自覚」をすること。親や兄弟、親族、友人から心配されていませんか? 我慢することが当たり前だと思い込んでいませんか? 周りの意見をちゃんと聞いたり、インターネットやSNSなどに投稿されている体験談を読んで、今の自分の境遇と照らし合わせてみましょう。そうすることで、無意識に自分を苦しめていたことが認識できるようになるかもしれません。

自覚することができたら、あとは自分次第。問題を解決するために努力してもいいし、問題の原因になっている姑や夫から離れることも1つの手段です。

とはいえ、なかなか自覚するのが難しいのがエネmeの特徴…。予防するためにも、エネme状態になってしまう前に、自分のなかで我慢し続け、感情にフタをすることが当たり前になってきたら“キケンなサイン”だと、認識しておくとよさそう。この記事を読んで、「これって私のことかも…」と思った人はいませんか? もし、エネmeについて気になったら検索を。あなたと同じような悩みを持つ人、そしてその問題を解決した人の体験談が見つかるかもしれませんよ。
(文・山本健太郎)