AKB48の元メンバーで、タレントとして活躍する西野未姫さん。2022年に、極楽とんぼの山本圭壱さんと結婚し、31歳の年齢差夫婦としても話題に。さらに、2024年5月には自身のYouTubeチャンネルで第1子妊娠を公表し、現在は仕事をしながらの妊娠生活を送っています。今回は、妊娠が判明するまでの夫婦の様子や、妊活、これから迎える出産について聞きました。
全2回インタビューの1回目です。
妊娠発表前は、なんとかごまかして仕事を乗りきっていた時期も
――2024年5月21日に第1子妊娠を発表しましたが、今の気持ちを教えてください。また、つわりの時期や現在の体調はどうですか?
西野さん(以下敬称略) すごくうれしい気持ちもありつつ、ちょっとしたことで不安になることがありますね。自分の体の中で子どもを育てることの大変さを日々実感しています。出産予定は10月で、最近はおなかもだいぶ目立ってきました。
妊娠してから4カ月ぐらいまではつわりがあり、食の好みも変わりました。もともと揚げ物系は好きではなくて、あっさりめの和食が好みだったんですが、妊娠してから急に和食が食べられなくなってしまって・・・。ハンバーガーやつけ麺など、味の濃いものを好むようになりましたね。
最近は胃痛にも悩まされています。日にもよるんですが、痛みが出てくると、心臓まで響くような感覚があり、横にならないとどうにもならないぐらいで。なんとなくの予兆があるので、そういうときは、すぐに横になれるように備えておきます。もしかしたら、赤ちゃんが大きくなってきて胃腸が圧迫されているのかなと。それにともなって、便秘もひどいんです。
――仕事とはどう両立しているんですか?
西野 仕事は、自分のできる範囲でできるだけ続けたいなと思っているのですが、さすがにしんどくなってきました。長く歩いたり、立ちっぱなしだと、おなかが張ってくるんです。気持ち的には、ロケにも行きたいんですけど、あまり無理しすぎるとその後に自分自身が不安になってしまうので。最近は、外に長時間いる仕事は控えるようになりました。今思い返すと、妊娠を発表する前のほうが大変でしたね。
ただ、つわりに関しては、不思議と仕事のときだけは感じなかったんです。人としゃべったり、仕事に集中していることで、気がまぎれていたんだと思います。仕事が終わると急に、気持ち悪くなってしまうという感じでしたね。
結婚して1年間は、「プレッシャーになるのでは」と妊活について話せなかった
――YouTubeの動画の中でも話していましたが、妊娠を希望していたことを、山本さんに1年ぐらい伝えられなかったそうですね。
西野 私たちは、昨年の12月に結婚式を挙げたのですが、入籍は2022年の11月でした。それまでに、子どもについて軽く話をすることはあったものの、「デリケートな問題だから、あまり言わないほうがいいのかな?」なんて思っていたんです。というのも、山本さんがまわりの方から、「お子さんはどうするんですか?」などと言われているみたいだったんですね。それが、もしかしたらプレッシャーになっているのではと思ってしまって。でも、今から考えると変に気をつかっちゃっていたなと思いました。
山本さんは今56歳なので、正直、年齢的なことを考えると、妊活するなら早いほうがいいのかなという思いはありました。私は元々、子どもがすごくほしくて、その気持ちは最初から伝えていたんです。でも山本さんは、「妊活をしなくても自然にできるでしょ!」という感じでした。
それに私自身も、年末に結婚式を控えているし、今は積極的に妊活をしなくてもいいかな〜という気持ちもあって、この時期は自然に身を任せていました。ただ、その一方で、そう簡単にはできないものなんだなと実感し始めてもいたんです。
――妊活についてきちんと伝えたのは、何かきっかけがあったんですか?
西野 結婚式を終えたら、まずは婦人科に行こうと決めていました。それで、1人で病院に行って、自分に問題がないかの検査をしてもらい、タイミング法についてもいろいろと指導をしてもらったんです。ただ、1人ではどうにもならないことがけっこうあって・・・。先生から「ご主人にも検査をしてもらったほうがいいですよ」と言われたんです。
結婚してから1年以上、子どもについて自分の中だけで考えてきたこともあって、それがこの先も続くのかと思うと、急に心ぼそくなってしまったんです。それで、勇気を出して妊活を始めたいと伝えました。どんな反応をされるかな?と思っていたら、「結婚式が終わったら、妊活に向けての時期になるかなと思っていたよ」と言ってくれたんです。きっと、私がこの1年に思っていたことや行動してきたことに対して、どこかで気づいていたんですね。それで初めて、妊活は自分の中で抱え込むことじゃなかったのかなと思いました。
そして、自分が婦人科で受けた検査結果や、タイミング法のこと、それがダメならステップアップできることを伝えて、山本さんも検査を受けることになりました。
――実際には、妊活ではどんなことをしたんですか?
西野 妊活を始めようとなった時点で、先生には2人目も望んでいることも伝えました。そうしたら、この先ステップアップを望むのであれば、体外受精や顕微授精で受精・発育した受精卵を凍らせて、保存しておく「受精卵凍結」の方法もあるよと教えてもらったんです。
私も、妊活のチャンスは月に1回、年間でも12回。年齢のことを考えると、妊活はできるだけ確率の高いチャレンジをしたいと思ったんです。ただ、山本さんの考えはちょっと違って、まずはできるだけ自然な形で始めてみようということになりました。
配信: たまひよONLINE